それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Bourgogne Pinot Noir 2017 (Douhairet Porcheret)

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プルゴーニュ ピノノワール( ドゥエレ ポルシュレ)

世評や小規模インポーターなどここの2013年VTは疑問符というかなかなかの酷評されているのですが、当方は当たりロットを引いた可能性が高いと言うことを加味してもかなりいい思いをさせてもらってます。ワインは実際飲むまでわからないものです。勿論、当方の味筋の好みと世間様の味筋の好みが一致はしないのですがそれでもここの13年のACブルゴーニュは個人的に忘れられないワインで、馴染みの酒屋でうっかりあるだけ買ってしまいました。
世の評価と自分の好みが一致はしないのでやはり飲んで自分の好きなテイストを発見していくのが1番です。
そんな訳で概ね柔らかい酒質の2017VTがどのような感じが知りたくなり飲んでみました。


抜栓してみて、香りはすみれ、チェリー、ベリー、ワイルドストロベリー、トーン高めの赤い果実。13年にもあったラベンダー的な薄紫な花の香りが柔らかく最初の香りの奥から上品に立ち上がります。それでもニュイというより気品に溢れたボーヌの落ち着いたピノノワールという印象。そしてさらに奥には赤い香水が隠れているのがポテンシャル飲みながら十分にわかります。
味わいも予想通り17VTマジックなのか柔らかく口当たりが良いです。2杯目以降グラスに注ぐと初めは黒系果実にブラックスパイス飛び込んでくるのですが、程なくして赤い果実が扉を開けるように出てきます。13VTの方が昨年位まで酒質強くカチッとしていた印象です。
2日目は液体の質がちょっと濁ってしまった感じを受けましたが、それでも劣化とかではないので十分楽しめます。
ただ13年と比較すると何故かコルクのグレードダウンが凄まじいのでそこは1つの懸念材料です。


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