それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Santenay Clos des Hates2017(Hubert Lamy)


サントネイ クロ デ ザート(ユベールラミー)

当然ながら白の作り手なのですが白の造り手が作る赤ワインは美味しいことが多くこの生産者もその1人に入ります。白は甘さを抑えてスパルタンな作りがマニアックな愛好家?のツボを押さえているのに対して赤は誰が飲んでもわかりやすく美味しいです。ラミーが取り組んでいる密植度も年々上がってきており17はまた1つ突き抜けてきた〜とは噂で聞いていたのですが、ちょっと乗り遅れて感もあり、この銘柄は漸く購入することができたのでした。


ファーストノーズは、ハイトーンな赤い果実、ライム、小梅がまず飛んできてそこに混じって上品なバルサミコ的な酸味。ここまではシャンボールっぽい香りながら、そこからブラックベリーや黒い大地香に少しのブラックスパイスが混じりヴォーヌロマネの様な雅な雰囲気を出してくれます。
味わいは液体の粘性が高いです。そこから品のある黒い大地香から中域〜高域まで過不足なくブラックベリー、フランボワーズ、チェリーを感じさせてくれます。ポテンシャルも高く現状各々の要素はまだ強い印象。
ラミーに濃度という言葉を使うと否、これは密度という言葉を返される事を思いだしつつ、シャンボールとかヴォーヌロマネではなくこれがラミーの考えるサントネイなのかと思ったのでした。生産地ではなくやはり生産者で選ぶのが本当に正しくなってきたように思います。

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