それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Bourgogne Passetoutgrain 2018(E.Rouget)

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パストゥーグラン(エマニュエル ルジェ)


色からご察知できる通りしっかり黒い。グラスに注ぐとまずはしっかりと還元香、ガッツリスワリングをかましても、ピノノワールというより現状しっかりガメイを感じる黒果実に紫芋っぽい香り、少しのリキュール感にミント系のハーブ、1時間半後〜やっと品位の高い赤いチェリーが覗き見程度に顔を出すが赤系果実の香りは現状殆ど見つからず。飲んでみると液体の滑らかさ艶やかさはテクスチャーとして感じさせてくれるものの、楽しく飲める感じではなく、ワイン単体として飲むのも少し厳しい状態でしょうか。もちろん駄作という事ではなくしっかり作りすぎた、もしくはやはりかなり強いVTと考えるのがいいと思います。まぁ、超一流どころは裾物まで含めて超一流ですからね。
というわけで1週間かけて飲んだのですが殆ど変化しない不老不死の水を飲んでいる感じで瓶が空になりました。ガメイは入っているもののこのパスグラですら味わいが開いてくれるまであと15年はしないと楽しめないかも。苦笑 数本あるのでそこまで味が分かっている状態で自分がいたいものです。

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