それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Vosne-Romanee 1er Cru les Petits Monts2017(Berthaut Gerbet)


ヴォーヌロマネ プティモン(ベルトージェルべ)

少し前に飲んだ22年がさん酸がまったくなく(ボトル差の可能性もあり)、ちょっと拍子抜けしたので、比較手に上手く作っていると思っているVTの上のcuvée を開けてみました。さてどうでしょうか。

香りは冷涼感強め、熟した苺、ジャム、黒土、梅、全房から来ると思われるハーブ、スワリングで少しの獣香。

味わいは液体の粘性はそこそこにあります。VT的な弱さはさほど感じず、ミドルトーンの赤系果実主体、白と灰色のミネラル、液体の濃度はありますが濃さは感じません。余韻は普通。
2日目はカシスリキュール感が中心に出て来ます。ナチュールに寄っていくような濁りや落ちた感じはありません。
まぁ、もう少し複雑性があっても良いとは思いますが今となっては村名くらいな価格なのでもうよしとします。笑

Bourgogne Rouge Symbiose2022(Hubert Lignier)


ブルゴーニュ ピノノワール サンビオーズ(ユベールリニエ)

2019年のプラン ジルベールは飲んだ人ならわかっていると思いますが、もはやシャンボール村名位の雑味のない透明感と赤系果実とミネラルがありそれで4000円と伝説的。実際畑はシャンボール内だったと記憶しています。このサンビオーズも当時からあり、説明ではポマールとヴォーヌロマネのアッサンブラージュという事で、一度飲んでみたのですがやや濃い目の仕上がりでそれから離れてしまったのでした。そして時はうつり、プラン ジルベールは日本に入って来ていないのか消失したのかわからないのですがサンビオーズだけが残り最近その説明を見るとシャンボール村内のブドウ使用という事で、興味が湧いて買ったのでした。また個人的にはあまり人気はないもののいい作り手と思っています。

香りは赤黒の果実、少しのスパイスなどのしっかりとしたもの。
味わいも亜硫酸は少なめな感じはしますがある程度使っていてナチュール感はなし。濃度とたっぷりした果実を感じさせるものですが、酸もあるため重苦しい液体にはなっていません。ま、個人的にはもう少し軽くていいとは思うものの、ベルトーの22と比較すれば長熟しそうですしよく出来ていると思います。

Bourgogne les Prielles Rouge2022(Berthaut Gerbet)


ブルゴーニュ レ プリエール(ベルトージェルべ)

10年近く前、結構熱心に飲んだ買った作り手でデビュー時は古参のワインラバー含めて結構期待した新人だったと思います。
それから数年して私生活の変化もあり、君の名は"落下"、作風は変化、今のナチュールの劣化とは異なりますが、購入意欲は低下という道筋を個人的には辿っています。まぁ、それでも試してみようと思ったのは税込4000円台と安価だったからなわけで、自分の真価を(なんの?笑)を問おうと思ったのでした。

香りは赤系果実中心にザクロや朱色の果実が支配的。昔感じたヨード香はあまりせず。黒系果実もほぼ感じません。
そして味わいー、なのですが、一言で甘いのである。酸が感じない。補糖か?と思うくらい甘い。 
一時期のいかつさと切なさ心強さを思わせる作風ではなくフェミナンに寄っているのですが、それでも両性具有感が強いというか別の言葉で言うならアンドロジナス感が半端ない。笑 これは現代の事象を象徴しているのだろうか。
そんな事を思いつつ、謎を深めながら飲み終えてしまったのでした。

Bourgogne Pinot noir2023(Marquis d'Angerville)


ブルゴーニュ ピノノワール(ダンジェルヴィーユ)

テクニカル情報

畑はヴォルネー村の東に位置する「Les Petits Pres(レ プティ プレ)」と「Grandes Terres(グランド テール)」にあり、2区画で0.70haの広さ。

香りはベリー系の赤系果実中心に黒土などが低域から湧き上がるように香ります。少し焦げを感じるのはポテンシャルの高さ故の新樽使用感からでしょうか。

味わいはまず感じるのは粘性がとても強いと言うこと。うまく処理されていますが膨大なタンニン。
濃度はあるにも関わらず濃いと感じさせない瑞々しさ。硬いとは別の、要素が放出しきれていない感。
濁ったナチュールとは対極にある澄んだピュア感。アル分14%故にやや強めに感じますが力技を感じません。
タイミング的には早いですが今飲んで美味しいと思わせるエナジーがあります。
ジャスパーモリスは2030年までに飲め!らしいですが、2036年から飲めの間違いかなと。笑

現行の上はちょっと高いのでバックビンでも狙うかな。

Gevrey-ChambertinV.V.2014(FOURRIER)


ジュヴレ シャンベルタン(フーリエ)

最近、某元首相の現在の姿が流れてきて、刻の残酷さ、諸行無情というものを感じられずにはいられなかったのと同時に対極にはキングメーカーと呼ばれる不老不死感。ま、生きとし生けるものはいつか朽ちるわけですが、このワインを飲んでそんな事を少し考えてしまったのでした。
リリース仕立てはエアリーな香りと濡れた赤系果実が魅力的で2007年くらいから爆発的ヒットを記録したフーリエですがその後、熟成の仕方がどうも難しく黒く沈むなどと愛好家から言われるようになって言ったと記憶しています。もちろん綺麗に熟成すればネクター化して色気抜群なのも個人的に経験しています。
今回のボトルを開けて気付いたのは時間という魔法が色々とテクニック的なマキアージュを液体に馴染ませ、余計なものをそぎ落としていくと結構ナチュール寄りなんだなと思った事でしょうか。亜硫酸は少なめで瓶詰め時は二酸化炭素注入かな?と何となく感じます。
香りは赤と朱色の果実に少しの熟成香。
味わいは果実は落ち着き、梅きのこはないものの綿菓子的な甘さがありナチュールに寄った最近の作り手のリリース仕立ての雰囲気があります。
やはり、この手のタイプの綺麗な熟成はなかなかシビアなので光の当たらない12℃位での温度変化のないエイジングがこのタイプの作りには良いのかもしれないなーなどと思ったのでした。

Bourgogne Aligote 2018(Marquis d'Angerville)


ブルゴーニュ アリゴテ(ダンジェルヴィーユ)

あけてグラスに注いだ瞬間、あれ!?である。
茶褐色とまではいかないものの色がだいぶ進んでいる。この年代とこの品種にして〜と酷暑が続く日にも関わらず背中に悪寒が走る。もはや怪談だ。笑
リリースから6年、品種はアリゴテなのだ。

香りはひねた香りはしないものの、うーんなんだっけと考えつつ、あぁ軽いシェリー香か!
となり尾崎豊が流れる。
シェリーお前の言うとおり、酢酸か酸化か分からないワインさ。(違ったような?笑)
味わいもイガイガ感やお逝きになっている感じはなく飲めるものの、熟したりんごジュース系の味わい。

ボトル差はあるかもしれませんが、とりあえず無駄に引っ張らないで良かったというのが感想。やはり白はとっとと飲むべきなのかもしれません。

Vosne-Romenee2023(Jean-Louis Raillard)


ヴォーヌロマネ(ジャン ルイ ライヤール)

22年は酸が弱めとか色々と言われることもありますが、個人的にそんな悪くないのではーと思っています。23はなかなかよかったのですが、こちらはどうでしょうか?

香りは、全く香らない。というか久々ですね、こんなしっかり閉じてると思うワインは。
もはや解読不能。笑
味わいもタンニンは滑らからに処理されていますが、味もあんまりしないな。苦笑
シンプルだし果実酒が舌をながれていきます。
それでも質感は良いのでそのうち復調するとは思います。