それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Bourgogne Pinot noir2023(Marquis d'Angerville)


ブルゴーニュ ピノノワール(ダンジェルヴィーユ)

テクニカル情報

畑はヴォルネー村の東に位置する「Les Petits Pres(レ プティ プレ)」と「Grandes Terres(グランド テール)」にあり、2区画で0.70haの広さ。

香りはベリー系の赤系果実中心に黒土などが低域から湧き上がるように香ります。少し焦げを感じるのはポテンシャルの高さ故の新樽使用感からでしょうか。

味わいはまず感じるのは粘性がとても強いと言うこと。うまく処理されていますが膨大なタンニン。
濃度はあるにも関わらず濃いと感じさせない瑞々しさ。硬いとは別の、要素が放出しきれていない感。
濁ったナチュールとは対極にある澄んだピュア感。アル分14%故にやや強めに感じますが力技を感じません。
タイミング的には早いですが今飲んで美味しいと思わせるエナジーがあります。
ジャスパーモリスは2030年までに飲め!らしいですが、2036年から飲めの間違いかなと。笑

現行の上はちょっと高いのでバックビンでも狙うかな。

Gevrey-ChambertinV.V.2014(FOURRIER)


ジュヴレ シャンベルタン(フーリエ)

最近、某元首相の現在の姿が流れてきて、刻の残酷さ、諸行無情というものを感じられずにはいられなかったのと同時に対極にはキングメーカーと呼ばれる不老不死感。ま、生きとし生けるものはいつか朽ちるわけですが、このワインを飲んでそんな事を少し考えてしまったのでした。
リリース仕立てはエアリーな香りと濡れた赤系果実が魅力的で2007年くらいから爆発的ヒットを記録したフーリエですがその後、熟成の仕方がどうも難しく黒く沈むなどと愛好家から言われるようになって言ったと記憶しています。もちろん綺麗に熟成すればネクター化して色気抜群なのも個人的に経験しています。
今回のボトルを開けて気付いたのは時間という魔法が色々とテクニック的なマキアージュを液体に馴染ませ、余計なものをそぎ落としていくと結構ナチュール寄りなんだなと思った事でしょうか。亜硫酸は少なめで瓶詰め時は二酸化炭素注入かな?と何となく感じます。
香りは赤と朱色の果実に少しの熟成香。
味わいは果実は落ち着き、梅きのこはないものの綿菓子的な甘さがありナチュールに寄った最近の作り手のリリース仕立ての雰囲気があります。
やはり、この手のタイプの綺麗な熟成はなかなかシビアなので光の当たらない12℃位での温度変化のないエイジングがこのタイプの作りには良いのかもしれないなーなどと思ったのでした。

Bourgogne Aligote 2018(Marquis d'Angerville)


ブルゴーニュ アリゴテ(ダンジェルヴィーユ)

あけてグラスに注いだ瞬間、あれ!?である。
茶褐色とまではいかないものの色がだいぶ進んでいる。この年代とこの品種にして〜と酷暑が続く日にも関わらず背中に悪寒が走る。もはや怪談だ。笑
リリースから6年、品種はアリゴテなのだ。

香りはひねた香りはしないものの、うーんなんだっけと考えつつ、あぁ軽いシェリー香か!
となり尾崎豊が流れる。
シェリーお前の言うとおり、酢酸か酸化か分からないワインさ。(違ったような?笑)
味わいもイガイガ感やお逝きになっている感じはなく飲めるものの、熟したりんごジュース系の味わい。

ボトル差はあるかもしれませんが、とりあえず無駄に引っ張らないで良かったというのが感想。やはり白はとっとと飲むべきなのかもしれません。

Vosne-Romenee2023(Jean-Louis Raillard)


ヴォーヌロマネ(ジャン ルイ ライヤール)

22年は酸が弱めとか色々と言われることもありますが、個人的にそんな悪くないのではーと思っています。23はなかなかよかったのですが、こちらはどうでしょうか?

香りは、全く香らない。というか久々ですね、こんなしっかり閉じてると思うワインは。
もはや解読不能。笑
味わいもタンニンは滑らからに処理されていますが、味もあんまりしないな。苦笑
シンプルだし果実酒が舌をながれていきます。
それでも質感は良いのでそのうち復調するとは思います。

Chambolle-Musigny Les Chatelots2014(Louis Huelin)


シャンボールミュジュニー レ シャトロ(ルイユエラン)

半年前に村名を開けたのですが、やや果実がフェード気味でもはや一級も危ないかも?と思ってとっととあけてみました。

香りは野苺や木苺、砂糖漬けにしたチェリーの赤系果実主体にブラックスパイス低域から香ってきます。
味わいは10年経っていますから果実の勢いは落ち着いていますが、熟成はそこまで感じられません。瑞々しい液体に強くない赤系果実がビロードのように乗ってきます。
2日目は果実のボリュームが少し増したような印象を受け赤黒果実が半々ずつ。
村名と1級を飲んであんま変わらんな〜と思うこともある中で格の違いを感じるとることができました。
様々な浮き沈みの果て、呆れ果てたように手を振っているのに、もう飲めないのが残念と少し思ってしまうのがブルゴーニュですね。笑

Saumur Blanc2021(Guiberteau)


ソミュール ブラン(ギベルトー)

19年から欠かさずに飲んでいるこの銘柄。自分のロットの問題なのか21年はだいぶ酸性人耐性用だなーと何回か飲んで感じていたのですが、今回久しぶりに開けてみました。結論から言うととても整っています。因みに特にビオ的にいい日とかではないです。

香りはグラスから注いだ瞬間にりんご、黄色い果実、白い花、乳酸発酵ヨーグルトが香ります。
味わいは締め上げて駆け上がる様な酸味主体なのは変わりないのですが、以前より果実とのバランスが取れてきている為マイルドに感じるます。それでも喉を通る時に生の絞ったレモンジュースを飲んだようなむせかえる感があり、pHどんだけ?と思う次第。笑 とはいえかなりバランスが取れてきていてよくなってきています。だいぶ現行も高くなってきましたが買ってみる価値あるかも。
でも変なネゴスみたいなことやりだしてるんだよな。資本主義万歳。笑

手持ちの方は是非飲んでみることをおすすめ致します。

Touraine Sauvignon Blanc Chapitre1 2023(les Quatre Piliers)

日本は梅雨入り。ジメジメした季節に突入ということで、白がいいのですがブルゴーニュシャルドネは腰重であり、価格もあれなのでパス。笑
アリゴテもいいですが同じくらいの金額を出せばロワールの満足度が高いものを飲めるのでロワールの白を選択。
ソーヴニョンブランは独特のグリーンフレーバーがあり苦手な人がいるのもわかるのですが、この季節にはこれがアクセントになりまた酒質も要素がありながら重くならないのが特筆すべき所でしょうか。
1年前に飲んでいますが、その時より液体は柔らかくなっています。白い花やミネラル主体、複雑性はないですが飲み飽きさせないのは酸とミネラルと果実のバランスがいいからでしょうか。
あとはこの位の価格が維持されればいいのですがちょっとそれは難しいかな。