2019-01-01から1年間の記事一覧
グローヴージョ(シャトー ド ラ トゥール) April foolで”INAOが国道沿いのクロヴージョを格下げ “と言って信じてしまう人がいる位、玉石混交しているグランクリュだと思います。このシャトー、CdV1番の所有者で畑の中腹を殆ど所有しています。故に、玉石混交…
シャンボールミュジニー レ センティエ(アンヌ エ エルヴェ シゴー) こちらも気になっていた作り手とclimaだったので抜栓に感謝します。 香りの立ち上がりが早く、梅おかか系の香りから、優しい赤紫系の果実。刻一刻と変化する香りの七変化。pureというよりn…
マッカーシン ピノノワール(マッカーシン) こちらは飲ませていただいたワイン。まずはこの様なワインのコルクを抜いて頂き感謝します。言わずとしれたカリフォルニア ピノノワールの最高峰ーといったところでしょうか。 トップノートは強すぎないグリーンノ…
マルサネ ランセストラル(シルヴァンパタイユ) 最近話題の作り手。そのTop cuvée になります。開けるにはだいぶまだ早いということを念頭に書いています。ガチガチではないのですがポテンシャル飲みです。 その上でかなりの野心作だとは思います。ブルゴーニ…
ブルゴーニュ ルージュ(グラントネイ) 裾物のACブルゴーニュが平気で5k越え、一流生産者に至っては10kは必要となってしまったーこの時代において、このワインは素晴らしかったです。 畑はヴォルネイ下部のコンドメーヌ、ヴェーヴ、モンプーラン。モンプーラ…
ヴォーヌロマネ(ユドロバイエ) 17VTの資料を元に、畑はバロットに0.07ha、平均樹齢15年、一回使用樽100%、年生産300本。 所謂”レア物”と言う部類に入ってきてしまうのかもしれませんが、レア物=美味しい という構図が簡単に成り立たないところがこのワイン…
モレサンドニ モンリュイザン(ペルナンロサン) 今やなくなってしまったドメーヌで、暫く前に一連のバックビンテージが放出されていました。畑的にはポンソが白を作っていることもありなかなか面白味のある畑です。 好みの飲み頃はあると思いますが、美しく枯…
クロサンジャック(フーリエ) 今年も人生もワインも回顧する季節となってきてしまいました。自然派にしろイタリアにしろブルゴーニュにしろ今年もなかなか心に残るワインに出会えることができました。何より多くのワインラヴァーの方々と出会えたのが1番の財…
オートコート ド ニュイ(フランソワ ラマルシェ) 明らかに変貌を遂げてきたのは2010年くらいからでー、それでも当方含め猜疑心の強い昔からブルゴーニュ愛飲家はスルーを2,3年は続けていたのではないでしょうか? リアルワインガイドのお勧めも入り?エレガ…
ル ランデヴー デ ザコリット(ドメーヌ デ ザコル) ラルロの2代目醸造責任者のオリヴィエ ルリッシュが南仏で始めたワイナリーになります。少し前にルリッシュ時代のクロドラルロ ブランを飲んでその墨絵的な侘び寂びの世界観にひれ伏しております笑 こちら…
ソレンゴ(アルジャーノ) ブルーのエチケットが目を惹くソレンゴは確か90年代中盤がファーストリリースだったはずでその時は余裕で15K位はしていたのではないかーなどと言う記憶があります。時は流れある程度適正価格になり当時の約半額位が今の市場価格とい…
レゼルヴ ドー(サンソー) 何にも始まりはあって、今でこそさほど飲まなくなりましたがその昔、当方が思いっきり自然派ワインに傾倒した始まりがこのワイン。その当時はビオや自然派ーと言った言葉すらもまともに知らなかったのではないか。たまたま馴染みの…
ファン ピノノワール(ムーンダッラ) 前回のエントリーで2000円以下のピノノワールでガッカリーと書いたのですが、当方これは毎年飲んでいて結構味わいも安定しています。 樹齢は7〜15年。手摘みで出来る限り潰さずに除こう。 年によって濃い年もあるらしいの…
リヴァー リトリート シラーズ2014(トレンサム エステート) ブルゴーニュもまともな生産者の者を買おうと思ったらエントリーラインのACブルで3000円はしてしまうわけで、軍資がいくらでもあるーという方はいいとして日常的にある程度充実したワインライフを…
オートコートドニュイ オウ バロン(ミシェル グロ) マレイ・レ・フュッセイ村に位置し標高425〜440mの間。樹齢は30年。ノーマルオートコートと比較するとタンニンがシルキーで酸が優しく若くても柔らかく飲みやすいワイン。 以上がインポーターからの抜粋に…
ヴォークリューズ(ドメーヌ デ トゥール) ワインは面白いものである程度のみつけていくと色合いから色々と想像できることがあります。そしてその色合いと味わいのギャップが余りにも大きい時に衝撃を受けたりするものです。ま、自分の経験値の再構築を迫られ…
オルトゥルーゴ(イル ヴェイ) 今回の白ワインでは1番軽やかで軽量級です。白っぽい花や若い桃のニュアンスがチラホラ感じられます。 個人的にはエチケットの色の印象をそのままに味わいもあらわしている印象でした。全てのワインを通してナチュラル&ピュアで…
ピノグリージョ(イル ヴェイ) 見た目は完全にアセロラジュースだろーと呟きたくなるよな色です。笑 色が色ですからね。これでも白ワインです。ピノグリージョを果皮まで漬け込むとこんな色になるんですよね。ビオ系あるあるです。 視覚で判断すると赤ワイン…
ソーヴィニョン(イル ヴェイ) マルヴァジーアがフラワリーなアロマを放つのに対してこちらは結構重心低めで軽やかさというよりはしっかりとした香りと味筋ですね。色もマルヴァジーアと比較すると重めなのがわかります。状態はあると思いますが開けたてはや…
マルヴァジーア(イル ヴェイ) 久しぶりにデイリーの旨安ビオになります。 ワインは所謂嗜好品なので好みの味筋があって当然なのですが、個人的な傾向として赤ワインに対して揮発酸を少しでも感知してしまうと駄目なのに対し白ワインに対しては揮発酸を感じて…
ブルゴーニュ ブラン(アルベール グリヴォー) リリース当初これはーと思って大事にセラーリングしていたワインが何故かスカスカで解脱しそうになる一方、うっかり出てきた広域が小品で品位があると娑婆で汗流すかーとなってしまうのだから我ながら始末に負え…
サントネイ クロ ルソー レ フルヌー(バシェ ルグロ) ユベールラミーのサントネイ1級を飲んで好き嫌いはあるにしても超密植そしてV.V.由来の深くてとんでもないエキスの凝縮感に、これはテロワールデストロイヤーだーなどと思ってしまいました。 で作り手は…
コート ド ニュイ ヴィラージュ(ベルトージェルベ) 畑はジュヴレとフィサンに挟まれたプロションで準村名格の位置付けとなります。 これで樽がバッチリ効いていたらNew Worldと言ってしまいそうー な燦々とした太陽を浴びたであろう健全な果実のボリュームに…
アリゴテ(エマニュエル ルジェ) 値段は言わずもがな、希少性ということを含めてもあまり飲めないー、つまり争奪戦必須になるワインをいちいち載せるのもどうかーと思うのですが自分の記録ということを含めてもご容赦お願いします^ ^。 こちらは値段的にはそ…
アリゴテ(ロベール シリュグ) 元々作られていたのは知っているのですが日本に正規輸入?での初上陸は2013年からのようです。ヴォーヌロマネの南側にある畑で1991と1992年に植樹。 2015年は赤は気候に恵まれ大柄でいい年となっていますが果たして白ーそしてア…
ジュヴレシャンベルタン(フーリエ) クラシックなスタイルとモダンなスタイルという言葉があってそもそも何を持ってクラシックかモダンかと分けるのも難しいのですが、フーリエは果たしてどちらなのか?と言うことを思った時に”垢抜けたクラシック”と言う言葉…
ジュヴレシャンベルタン オーエシェゾー(フーリエ) もう今や超一流というか瞬間蒸発してしまう為なかなか有り付けないワインとなってしまいました。 こちらは村名の畑名付きだと思うのですがネットで検索する限りマゾワイエールとモレサンドニ一級に挟まれて…
クロドラルロ ブラン(ラルロ) 現在の醸造長は4代目で女性になるのですが、この06VTは2代目のオリヴィエ ルリッシュになります。醸造長でやや味わいは異なりルリッシュの赤は比較的しっかりそして強く作ることもあり、評価は分かれるのかなという印象です。か…
パレオロッソ(レ マッキオーレ) イタリアワインのVTチャートを見るとトスカーナ、ピエモンテの生産地で言えば悪い年は殆どなくて唯一評価がイマイチなのが2002年なのですが、それでも02の一流どころのワインを飲むと、うーん、これのどこが悪いの?などと感…
パレオロッソ(レ マッキオーレ) 現在のパラオロッソはカベルネフラン100%で作られていますがこの2000年まではフラン100%ではないです。VTによっても違うと思うのですが2000年に関してはカベルネソーヴィニョン70%、カベルネフラン30%となっています。 こ…