それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Clos de L’arlot Blanc 2006(Larlot)

 

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クロドラルロ ブラン(ラルロ)

現在の醸造長は4代目で女性になるのですが、この06VTは2代目のオリヴィエ ルリッシュになります。醸造長でやや味わいは異なりルリッシュの赤は比較的しっかりそして強く作ることもあり、評価は分かれるのかなという印象です。かくいう当方も赤を飲んでなんかいまいちピンボケしているなぁなどとは思っていたのですが(個人の感性によります)この白を飲んで驚いてしまったのでした。(見る目ならぬ感じる舌がなかった)

グラスに注いだ時の色から既にヤバく照明の問題もあったと思いますがゴールデンイエローの液体が光を乱反射させて写真を撮らせてくれないー笑

グラスに注ぐとミネラル香、上品かつ繊細な蜜、白い花とそれに溶け込んだ樽。味わいも横には膨らまずあくまでタイトでエレガントな果実味、ニュイ独特のミネラルと綺麗な酸味がバランスよく渾然一体となっています。余韻も淡くとても長いもので普通の白は酸が残っていくのですが、こちらは酸、ミネラル、果実味の順で残っていくような気がしました。当然ながらPMO(熟成前酸化)など微塵もありません。リリース仕立てが美味しいのかちょっと不明なのですがリリースから5年くらい経ったあたりから激変してくるとは聞いています。

畑の力なのかルリッシュの世界観なのか2つの相乗効果なのかー

言葉選びが難しいのですが、侘び寂びの真骨頂を感じるような素晴らしいワインである事に違いはありません。

 

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