それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Saumur Clos de Guichaux2018(Guiberteau)


クロ デ ギショー(ギベルトー)

いい作り手というのは見つかったが最後、あっという間に手に入らなくなってしまいます。どうやらこの作り手も生産方数が少なくなったのかそもそも日本がアロケーションで買い負けしているのかは不明ですが入荷数が激減との事。まぁ、それはしょうがないとして個人的に残念なお知らせが届きました。現状、一般消費者としてこの世界でいいニュースはほとんどないのですが。苦笑
この作り手のワインは地方の酒屋で3ケースいかないくらい仕入れたのですが、今の情報だと、新しい入荷は地方には入らず関東と関西の都にしかいないとの事。ま、確かにレストランやビストロなどでこのワインが飲めれば満足度は上がるし、総合的に見ても感性の高さなどは東京が抜きに出ているものがあるとは思うのですが、それでも店はインポーターに対して実績を積み、こちらも店と実績を作っているので(別に全部くれと言ったりしていません)こういう事が起こると八方塞がりになり永遠に手に入らなくなってしまう事態に陥ります。さて一石投じてみたいものですがどうしたものでしょうか?

閑話休題

香りは細いながら集中力のある蜜、花梨、大理石、少しのオレンジピール、ブレゼよりシリアスでなく、どちらかと言うと果実味寄り。と言っても温度が低い状態だとシュナンブランとはちょっとわからないと思います。温度が上がると果実が出てきます。エレガントに飲みたい人は最初品温低めからスタートがいいかもしれません。
味わいも端正なのは基本として、ブレゼよりミネラルは厳しくなく親しみやすい印象。黄色い果実のニュアンスが多く入るでしょうか。
何にしてもこの作り手の白ワインは楽しめるし裏切らないですね。

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