それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Saumur Blanc2021(Guiberteau)


ソミュール ブラン(ギベルトー)

白い岩、若いパイン、少しの火打ち石、液体に馴染んできている樽、香りは弱くないもののタイトにまとまっています。
味わいも熟成の影響なのかVTの問題なのかはわかりませんが、21年のミネラル主体というよりは少し熟し始めた黄色い果実味主体。液体も張りはあるものの食中酒に最適と思われる開放度でやはり特筆すべきはダレない酸がフィニッシュを綺麗にまとめ上げるため、ついつい飲み進めてしまいます。
4日目になると香りに麦わら感が少し出るものの酸化の気配は皆無で、果実味が減衰して酸とミネラルで飲ませていく形に変化していきます。
食事的には和食より断然ビストロで出されるような料理がいいと思います。個人的にシャルドネより重くなく、かつペラくもない、会話の邪魔をせず、寡黙にもさせない日常生活の中の最上ワインであり価格は4000円代(現行は違うと思いますが)と考えると、エントリーラインながらこのnewシュナンブランは入手難ブランになるよなぁ、と韻を踏んでしまうのでした。笑

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