それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Meursault Le Pre de Manche2013(Douhairet Porcheret)


ムルソー プレ ド マンシェ(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ)

赤は個人的にはVTは選ぶもののそこそこ何でも美味しく飲め、ACブルはなかなか好きで飲んでます。白はさほど経験はないものの、リリースしたての17年のモンテリー デュレスの白なんかはなかなか良かったという記憶があります。で、白は古参の方に言わせるとク◯不味オワコン、もしくはリリースしたては良かったが10年経たずに落ち切っていると聞いて、またまたも〜そんなに人を脅すのはよしましょうよ人が悪い、とこちらを開けてみたのですが間違っているのはワタクシの方でした。笑
瓶越しから見る色は特に問題があるようには思えません。キュプスルを外しコルクは合成物。
これで勝利の確定ランプがついたとニヤついたのですが、抜栓して注いだ瞬間に背筋に寒気と共に終わりが。どこにも脂肪フラグは立ってなかったじゃないか。

戦いは常に非情さ…
とシャアの声が心の奥から聞こえる。笑

いやいや、まだ始まってもいないと気合を入れ直します。
香りはシェリーは出ていなものの、ピークのそれは超えているものでリンゴ、バナナの皮などまぁ、なんというかナチュール系に大変身してるやないかいと突っ込みたくなります。
味わいはも決してシェリーや醤油はなくイガイガした感じもないのですが、ミネラルは感じられず、酸も乏しめで完全にリンゴジュースです。個人的には飲めなくないですが、ダメな人はダメでしょう。飲んでいても楽しくはなりません。
ビビるのは2杯目を注ぐと色がガンガン付いてくることでその辺もやはりナチュール的。

それにしても名手が関わる銘醸地のワインかつVT的にも暑苦しい年でもないはずなのに何故こんな事に。亜硫酸も使う作り手のはずなんですが。
全てのワインとは言いませんが、ブルゴーニュブランはdisられようがとっとと飲むのが精神衛生上と保管スペース確保のためにいいのかもしれません。
PMOは開けた者を固まらせる現代のメデューサだな。苦笑(今回のボトルは違います)