それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Monthelie Les Duresses2014(Monthélie-Douhairet-Porcheret)


モンテリー レ デュレス ルージュ(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ)


ここも少し前に一連のバックビンテージが放出されましたがその直後後あたりに御大が鬼籍入りと言うのは何かの偶然だったのでしょうか?バックビンテージはしっかりと熟成期間という価値が上乗せされてしまっているので、普通に買って飲むなら13VT以降が価格もそのままで探せばあちこちに落ちているので良いように思います。
香りはブラックカラント、カカオ、ピークを超えた赤い花、熟したベリー、ザラっとした黒土香、黒系7赤系3くらいの割合ながら重くはなっておらず奥行きがあり、しっとりとしていますが、ミネラル香がダレないように引き締めています。芳香の強さはクラス相応。
味わいは甘味皆無のドライさで、角の取れたタンニン、終始支えているのはしっかりした酸味で果実は香りよりも軽やかでミドルトーンの赤系の味筋。余韻は長め。熟してきているのかもしれませんがそれ以上にしっとりと落ち着いた味わいがありながら液体には張りが有り質感が高いです。
2日目はカカオ、ブラックカラント、ダークチェリーなどの低音系の黒果実の深みが増す香り。そこに冷涼感のある風が流れるので決して重くはなってません。アル分が13.5%あり少しまだ浮くところがあります。
生産者はリリースから10年くらい持つと、謙虚な意見を言っていますが飲み頃は今から10年後と言ったところでしょう。

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