それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Gevrey Chambertin 1er Lavaux St-Jacoques2015(GERARD SEGUIN)


ジュヴレシャンベルタン ラヴォーサンジャック(ジェラール セガン)

かなり前にお店のボトルでフィサンの16を飲んで、クラシカルながら悪くないなー(かなり冷えていたからそう感じたのかも)と思ったのと、そのお店も少し特殊で入場料を払って基本原価に近い提供ということもあり確かボトル2000円ちょいだったように記憶しています。そんなわけでま、1級もこの頃は安かったものになります。
抜栓すぐにはハイトーンなストロベリーが香りますが、すぐさまそれを被せる様にラズベリー、鉄、または鉛、タバコの葉、干し肉、黒土。ガンガンくる芳香性はないものの典型的なジュヴレと思われるものでなかなか複雑。
味わいは丸いタンニンに赤系果実と黒系果実が半々、そこに黒い大地風味、流れる風に熱量は感じず涼しめで、力強さで推してくることはなく終始滑らかに流れていきます。余韻はクラスにしては短めかもしれません。
飲んでいるタイミングがあることを前提に、VTを考えても陽なのですがその中に少し影もあり馬鹿明るいだけなワインではないです。ジュヴレらしい漲る力強さがあるかと言われればあまり感じないのですが、1級らしい纏まりは感じられます。確か8Kくらいだったと思うので十分と言えば十分なのかもしれません。

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