代替わりしたのが難しかった13年でその年のワインはやっと色がつきましたー(ペコリンコ)位の色合いの薄さながら柔らかくニュアンス溢れる構成に古参のワインラバー含めてプティプームになったのですが恵まれたVTになった翌年以降強くなってしまって、その淡さを期待していた方々はちとガッカリーとなってしまったのをよく知っています。まぁ、VTごとにスタイルドリフトと思われても仕方がないのはあると思います。というのも当方多分この作り手を1番飲んで買って最早かなり保有までしています。上はかなりしっかり作っているだろうという憶測のもとに。最近思っているのは同VTでもジュヴレとヴォーヌロマネでは作りが違うと思ってきているのでこの辺はもう少し飲んでみて確かめたいとは思っています。
Les CraisとLa Burieの2区画から。樹齢40 〜50年。15ヶ月のエルヴァージュ。ノンフィルター、ノンコラージュ。新樽率30%。
リリース直後ということを含めても味わいが柔らかくカプセルの中に多くの要素が閉じ込められているものの充実した赤と紫の果実が低域〜中域にかけて口腔内で広がっていき余韻もそこそこに長いです。赤〜重ね合わせた朱色で結果的に紫の果実に感じる印象でしょうか。そこにベルトー特有のヨード香が薄ら。
この果実感は今ここのドメーヌ独特のものと感じていまして、エレガントと言いながらある程度、果実味は出したいんだろうなというのが今のところの個人的な見解です。
しばらくジェルベ が続きます。