父型はジュヴレのドメーヌ、母型はヴォーヌロマネのドメーヌなのですが代替わりして劇的に自分のスタイルに変えるわけではなく、自分のスタイルも出しつつやはり家族が培ってきたものも大切に継承していくというのも大事なことの一つであるように思います。特にアメリーのジュヴレ系のcuvée に関していえば父親のスタイルを継承しつつ自分の求めるタンニンの処理と出したい果実味に取り組んでいるのではないかー?と勝手に想像しています。
新樽率30%、20ヶ月のエルヴァージュ、樹齢は40 〜60年。
赤い花、紫の果実に草のフレーバーがほんのりとあり、少しの血のニュアンスに樽から来ると思われるミルククリーム。区画名無しの村名ジュヴレには無い甘露の様な上質な甘さが奥に秘めているのが分かります。こちらの方が中心にしっかりとした集中力とcoreがあり、同一の価格帯ながら村名ジュヴレは全く相手になりません。10年おいて漸く進化を発揮してきそうです。
このcuvéeに関してはシェゾー さんと折半耕作なのですが、それにしてもシェゾー さんは良い畑持ってるんですよねぇ、、、ここも1級カズティエの直下ということで、うっかりカズティエちょっと入れちゃった⁉️などと思ってしまうのでした笑