それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Gevrey-Chambertin V.V.2015(Fourrier)

f:id:dolceacqua:20190907231205j:plain

ジュヴレシャンベルタン(フーリエ)

クラシックなスタイルとモダンなスタイルという言葉があってそもそも何を持ってクラシックかモダンかと分けるのも難しいのですが、フーリエは果たしてどちらなのか?と言うことを思った時に”垢抜けたクラシック”と言う言葉を聞いた時になんとなくなるほどーと思ってしまったのでした。エキス系がクラシックで果実味系がモダンか?フィルターかけまくりがクラシック(今そんなブルゴーニュあるんですかね?)ノンフィルターがモダンか?などの簡単な事ではないのが面白くも悩ましいところです。まぁ、そんな事思う変な人も少ないと思うのですがこんな事考えてしまうのはやはり自分の舌のパレットにパチッと合う作りや味筋を見極めたいと言うのがあるんだと思います。

閑話休題

16VTを飲んだので少し前に飲んだ15VT。16VTは到着直後に飲んだのでやや液体も濁ってしまったのかもしれません。光加減の事などを含めてもこちらの液体は澄んだ赤色です。15VTは酸が弱目で甘くて果実のボリュームが強いとアナウンスされていたのですがフーリエに関しては例年より酸は低いのかもしれませんがエキシーでナチュラルでしっかりフーリエしています。ジュヴレは例えるなら舌で星型パレットを描く感じなのですがフーリエは丸いパレットを描いてくれるように感じています。香りも軽やかで積層間のある真っ赤なチェリーやベリーが無重力で踊っています。古参の方が言うジュヴレのワインでシャンボールとは正に言い得て妙です。この柔らかい酒質、熱はもとより温度変化の繰り返しにも強くないと思うのでうまく熟成させるには気を使うと思います。

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村

それでもワインが飲みたい - にほんブログ村

 

[rakuten:pinotnoir:10057679:detail]

[rakuten:mashimo:10016862:detail]