それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Fixin 2018(Berthaut Gerbet)

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フィサン(ベルトージェルベ)


仕事で3kと言えば汚い、きつい、危険。だったと思うのですが、最近当方の周り、並びに友人達の中で独自の3k問題が勃発していることに気づいてしまいました。

それは金、結婚、髪の毛。白目

まぁ、タチが悪いのは金も結婚もさほど悩んでいなくて、(諦めた?)切実に髪の毛の事を中学生ばりに考えてしまっている事。男子中学生って命より髪の毛と髪型大事ですからねぇ、今の子達は違うのかな? 
今となっては悟りを開いて全部剃ってしまった奴もいれば(ある意味潔い)、自分の不安材料を他人にみいだして安心している奴もいれば、薄毛の先人方を参考にしている奴までいます。一つ分かったのは、みんな殆どの事は成り行き任せでここまで生きてきたのに、毛髪に関するコンセプトはしっかり持っているし、後退していく生え際とは裏腹に未来に対して少年のような前のめりな心でいるということでしょうか。笑
この問題は今後さらに捻れて拗れていきそうです。

閑話休題

ドメーヌも安定するまではやはりかなりの時間が必要であるのは間違い無いと思います。このドメーヌ、代替わりした2013年淡いブルゴーニュで新星として打ち出されたものの翌年以降は強くなり、DRC関連のパートナーを得てまた味筋も変わりVTによってやってくる事、味筋も異なるという印象なのですが、個人的にはずっと飲み混んでいる作り手の1人です。早速18VTの看板であるフィサン村名を開けてみました。
香りはベリー、ラズベリー、低域にはショコラがほんのり、、そこにベルトー特有の赤系に朱色の果実を混ぜたもの。シャンボールにジュヴレの大地香が混ざった感じでしょうか。味筋も構造がしっかりしていて、ジャミーかなと思っていたのですが全くの間違いで、甘さを全く感じないスーパードライな仕上がりでそこは同じく暑かった15VTと大きく異なるところだと思います。一応ギリでフェミナンだとは思うのですが淡さを期待している人にはマスキュリンに感じると思います。
2日目はちと黒く重くなってしまいましたが、熟成させたらいい方向に行きそうな雰囲気もあり。とりあえず過去飲んだ中では1番充実している本格派なフィサン村名のVTだと思います。

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