それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Fixin En Combe Roy2017(Berthaut Gerbet)

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フィサン アン コンヴ ロワ(ベルトージェルベ )

18のこの銘柄があまりにも濃く強かったので17を開けてみることにしました。まぁこれも1年ぶりにこんにちは、なワインです。笑
香りはベルトー特有の深紅の薔薇に朱色が混ざってくるイメージ。そこから全房発酵由来からくると思われるライムの香りが、漂ってきます。隠れている要素も実は多く赤いトーンのリキュール系の果実が将来出てきそうな雰囲気もあります。
味わいも閉じていることはなくのっています。
滑らかながらしっかりとしたタンニンを感じさせ、長い余韻でフィニッシュ。
3日目にはオレンジピールの香りも出てきました。

と、ここでこの作り手に対しての、評価を訂正したいと思います。あくまで個人の勝手な批評です。そして以前自分がぼやいていたこととだいぶことなります。
多分、この作り手、今飲んで美味しい〜♪みたいなワイン作りはしてないです。目指しているワインはかなりの本格派。父親のワイン作りと同じーとまでは言いませんがかなりクラシック寄りになってきている思います。そしてデビューしたてはフェミナンでーなんて言ってましたが、現状様々なcuvée を飲んだ感想から言えるのは決してフェミナンでは無い。というかアメリーにあなたのワインはフェミナンですね🍷と言ったら、間髪入れずに引っ叩かれそう。笑 
実際このワイン10年後に飲んだらパラダイスになりそうな予感もあり。18はだいぶ黒く濃かったので予想不能なのですが、この比較的弱いVTでも今飲んでもそこそ美味しく飲めるとは思いますが、一級以上は最低5年は存在を忘れることをお勧めしておきます。

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