それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Fixin 1er Les Aeverts2008(Denis Berthaut)


フィサン ザルヴレ(ベルトージェルベ)


なかなか難しいVTと個人的には思っていまして、エレガンスに流れているのか酸が強調されすぎてミネラルの殻から果実味が出てこれずにいるのか判別に苦しむこともあります。ま、このVTは結構痛い目にあっているのですが価格は為替の影響なのか?だいぶ安かったので重宝したVTでもあります。
香りは線が細いストロベリー、トマト的な酸味、乾いた砂、奥底からゆっくりと黒土、冷涼感があり線は細いながら古典的ブルゴーニュの香りがしっかりします。
味わいもこのVTと産地を反映してか?しっかりとした酸味が口内に押し寄せその後にミネラル、やっと果実。笑 濃さで言ったら今のACブルの方が全然濃いです。パパベルトー×VTの限界なのかな?リリースしたてに飲んでいないのではっきりした事は言えませんが、当時とそんなに変わっていんじゃないかな?この感じだと酸もしっかりあるのでまだまだ持つとは思います。
2日目は果実味が出てきて酸と上手く折り合いをなしバランスが良くなってきました。ま、それでもクラシカルで派手に心躍るような酒質ではないのですが3日目は液体が完全に調和してアルコール感もいい意味で感じずなかなか楽しめるワインになりました。
デキャンタして開くとかいう感じではなく開けてからの時間が必要という感じなので、今飲むなら最低前日に事前抜栓が良いと思います。

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