それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Monthelie Clos du Meix Garnier 1993(Douhairet Porcheret)

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モンテリー クロ ドゥメ ガルにエール モノポール(ポルシュレ)

世の中はいつも変わっているから
頑固者だけが悲しい思いをする〜♪

今年も12月に入ってしまい1年を回顧〜と行きたいところですがまぁ、コロナで一年終わっちゃいました。個人的にはコロナとは別に心労がたまることが多く気持ち的にさざ波だった日々を送った前半戦にそれが落ち着いてきた後半戦といったところでしょうか。まぁ、世界が変容しているなら自分も合わせていかないとあっというまに置いていかれてしまいますね。

閑話休題

この作り手、落日のオスビスに再び陽を当て、ルロワ絶頂期の番頭を務め上げた漢なのですが自分をひけらかす事なく表には滅多に出ずに名前も売ろうとさえしなかったのではないかー。93年というとルロワとの関係が解消された年かその翌年かと言ったところでしょうか。彼が亡くなったと訃報を聞きこのcuvée を開けてみたのでした。
しっかりノンリコルクでコルクの上にはビッシリとカビが生えています。コルクも苦戦しながらなんとか無事にオープン。香りは全く健全です。
かなりクラシックな作りであっただろうと予想でき、黒果実が落ち切って、しっかりとシェイプされた赤果実が立ち現れます。そこにチョコとモカのようなフレーバーが後追いで乗ってくる感じです。枯れ感など微塵もないです。あくまで綺麗に熟した村名という印象で、クラス超えはしていないし、ここにアンドレ ポルシュレ マジックは掛かっていないと思います。それでも93年の村名など普通に考えればなかなか飲めないですし、マジックは降り掛かっていないとしても色々なことを思いながらワインを楽しむことができます。
R.I.P Andre Porcheret

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