それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

M-S-D 1er cru Les Monts Luisants 1991(Pernia Rossin)

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モレサンドニ モンリュイザン(ペルナンロサン)


今やなくなってしまったドメーヌで、暫く前に一連のバックビンテージが放出されていました。畑的にはポンソが白を作っていることもありなかなか面白味のある畑です。

好みの飲み頃はあると思いますが、美しく枯れ始めた美味しさがあります。
穏やかに萎れた赤系の花、白っぽいミネラル、少しの粘土質、グラスからの優しいブーケにクラっとします。
グランクリュのクロドラロシュの構成畑でもあり非常に長命とされていますが、この辺はボトル差などはある程度あるものと想定して楽しむのがいいです。当然ながらリコルク物でワインを補充しているものもあるはずです。ビンテージを考えたら異様に若さがあったり、開けたては沈黙で終わったかーと思っていたら30分後にガンガン開いてくるなどあるので。まぁ、慌てず時を待ち時を飲むつもりで。

当方のこのボトルに関しては開けてから柔らかく開いていて、2時間位してからマディラ香がやや鼻に着くようになりました。(その辺の許容量も好みになると思います)

それでも収穫から28年。ボトルの中でもきっと風雪がありそれに耐えて楽しませてくれるんだから感謝を込めて飲むべきなのでしょう。

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