それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Bourgogne Côte d’Or cuvée V.V.2020(BERTRAND AMBROISE)


ブルゴーニュ コートドール ルージュVV(ベルトラン アンブロワーズ)

21年ものは3本飲んで当方が飲んだロットはどれも還元的な印象が初日は強く徐々にそれが取れて姿を現していった印象だったのですが、こちらはどうでしょうか?
香りは低域からカシスを煮詰めたブラックカラント、中域〜高域にかけてベリー、チェリー、ザクロ、オレンジのニュアンスに樽。なかなか複雑です。ただしグラスに多く注ぐと黒系で覆われてしまうところを見ると少し早いのかなという印象。
味わいはVT由来と思われる濃度はしっかりあるものの冷涼感があり黒系と赤系果実が半々とカシス。
複雑性と濃度は20年に軍配が上がりそうですが高いトーンの赤い果実の抜け感は21年に今は分がありそうです。
クラス超えをしているかといえば難しいですが広域としては充実そして十分な内容です。
ま、強いワインがあまり飲めなくなってきているので(笑)個人的に20年物は熟成させて飲みたいですね。