裾物のACブルゴーニュが平気で5k越え、一流生産者に至っては10kは必要となってしまったーこの時代において、このワインは素晴らしかったです。
畑はヴォルネイ下部のコンドメーヌ、ヴェーヴ、モンプーラン。モンプーランに至っては大半がポマールにあるとの事。完全除こう。平均樹齢40年。
ここ最近流行の、柔らかかい抽出に丸い果実味ー、ふんわりナチュラルといったような新ブルゴーニュ的な味わいではなく、甘みを完全に飛ばした完全発酵系のワインです。どちらかというとクラシカルな感じで、赤いチェリー系エキスに上質なワイルドラズベリーリキュールをちょいと添加のようなワインです。3日かけて飲んだのですが開けたてはタイトでfeminin でVolnayっぽさを感じますが、2日目、3日目と時間経過していくうちにワイルドと大柄さも出てきてポマールの雰囲気に近くなっていきます。
まぁ、裾を飲む限り上のcuvée も間違いなくいいと思います。下から上まで値段もこなれていることも有り難い。ただACを飲む限りこのワイン、ガッツリ閉じてその期間が長そうな気もします。そこもまた個人的には好感度が高い 笑 いや、時代遅れになりつつある舌なのかな。
