ワインは面白いものである程度のみつけていくと色合いから色々と想像できることがあります。そしてその色合いと味わいのギャップが余りにも大きい時に衝撃を受けたりするものです。ま、自分の経験値の再構築を迫られるということになるのでしょうか。
グルナッシュ50%、サンソー30%、シラー5%、メルロー5%、クノワーズ10%。
ブラインドでもし出されたら、ローヌとは思えない色合い。ローヌワインだと言われて出されたらー”お前は既に死んでいる”と言ってしまいそう笑
実際、開けたては??ながらも空気を含んで突如現れた正体不明の美魔女出現という感じでしょうか。
赤身肉、熟して落ち始めた苺、甘草、ホワイトペッパーそれが渾然一体となり、、、
口から出てしまった言葉はラヤスはエントリーcuvéeでここまでエレガンスなのか…という感嘆。価格的には昨今のACブルながら、同価格帯のACブルの殆どは投げっぱなしジャーマン宜しく、宇宙の果てに投げ飛ばされてしまうだろうエレガンス。(飲むタイミングも往々にしてありだと思います)これを飲むとエレガンス全盛と言われる最近のブルゴーニュは強くて濃いなぁなどと思ってしまいます。何よりまず簡単に杯が進まないです。
本当に驚きを持つワインというのは高いワインと言うだけでなくこの様なワインのことの方が多いような気もします。
ワインをを飲んできて良かった…そんなワインです。