それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

N-S-G Le Petit Arlot2014(L’arlot)


プティタルロ(ラルロ)

前回エントリーのルジェ パスグラが思いのほか、強く黒く不老不死感が半端なかったので、その反動で赤系のエキス系を欲しているー笑 ということで今や絶版銘柄となってしまったこちらを抜栓。このcuvée が作られていたのはこの年までで翌年から名前を変えて1級に格上げされてしまいます。当然ながら値段もしっかり格上げ。(白目) まぁ、特に期待はしていなかったのですがこちらがなかなか良かった。
とは言っても現状、味筋はパキッとしています。しかしながら出てくる香りがチェリーやフランボワーズの赤系果実、真紅の薔薇の華やかなものに、品のある落ち着いた黒系果実も混じるという好ましいもの。余韻は長くないですが熟成で向上しそうな感じはあり。飲み込まれている人には怒られてしまうかもしれませんが香りの出方はフーリエに似ていると思います。もう少し言うと、ドライにしたフーリエといった方がいいかもしれません。果実の濡れたテクスチャーはないです。味筋もスーパードライで超絶透明エキス系です。今は単に締まり気味なのかもしれません。
クロドラルロも楽しみですが、本来は1級も名乗れるはずの若木から出来るこちらでも価格は村名並ですし味筋も十分楽しめます。自分なんかはこれで十分かな。

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村