それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Pommard 2011(Thierry Violot-Guillemard)

f:id:dolceacqua:20210319002259j:plain
ポマール(ティエリーヴィオロギュイマール)

個人的にはそこそこ熟成した村名ブルゴーニュワインを飲みたいと思っていまして、これは自分で育ててきた物ではないですが、以前から気になっていたので飲んでみました。

中心は赤く縁に向けて熟成からくる海老茶色。
この地においていきなり高域チェリッシュな香りからの〜、大地香、鉄、スモーク、清涼感のある草、ブラックスパイス、樽由来と思われるクリームがほんのりと混ざり熟成香。赤黒丁度半々な香り。時間経過で黒果実のボリュームが低域から湧き出るように香り出します。
赤い果実に黒い様々なスパイスがトッピングされていきます。
味わいも熟成感が入りながらも透明感がありとても好ましいです。まだまだ発展途上。
ま、この地の経験は少ないのでこんなにピュアで透明感のある液体に驚くばかり。個人的な括りでは赤い感じの優勢なモレサンドニ風といったところでしょうか。
村名は圧倒される感じはないのですが、熟成すると飲み手側に寄り添う感じが出てきて落ち着いて飲めますね。
硬さから抜け出て今〜あと5年後くらいまではしっかり飲みごろとして美味しいはずです。

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村