それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Morey-Saint-Denis2011(Lecheneaut)

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モレサンドニ(レシュノー)

さ、忘年会の季節に入ってきてここからは古くからの友人と肩肘張らず心置きなく飲むわけですが以前、俺たち世代の3K問題は"金・結婚・髪"ということを書いたような気がするのですが、もっぱら金と結婚の話には脇見すらせず、1年間どーいう努力をしたのか熱い議論が交わされるのは髪の話だけ。爆
"育毛じゃ間に合わない、発毛だ!"や"ハゲって言葉が悪すぎる、薄毛という言葉の社会的浸透が必要"などの迷言珍言の嵐。アパレル関係の仕事のやつに、自分に似合う帽子を真剣に相談したり、ハリウッドセレブや文人墨客のイケてる薄毛のなり方の日々の研究など、笑うどころかもはや我々の中でこの話が1番真面目な話ですよねという真摯な気持ちで受け止めざるえない心境になります。前回の投稿がややシリアスだったのにも関わらず、薄毛の話は薄いなりにシリアスになってしまった、いかんいかん。笑

閑話休題

この地のワインはジュヴレやシャンボールと違った独特の落ち着きが熟成により出てくるように思っていまして、このワインもたおやかになった赤い果実、萎れはじめた赤い薔薇、キノコやヒノキ土のニュアンスなどスーボワの香りがしっかりあとります。一級以上のような樹海を彷徨ってしまいそうな香りはないものの、森の入り口の香りはしっかりと有り、心落ち着いて飲めます。あくまで自分の好みの飲み頃ゾーンとしてですが2011年村名は今、いい表情のものが多いような気がしています。

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