それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Bourgogne Aligote2011(Nicolas Rouget)


ブルゴーニュ アリゴテ(ニコラ ルジェ)

ここ日本ではそろそろ代替わりする、するーといわれていますが実際どうなのでしょうか?偉大な父を持つというのはこれはこれで大変なことで、家族伝承の家業となるとそれはなおのことと想像に難くありません。ただそんな父の育ての親は神様と称された人だったのでそれはそれでまたとてつもないものを背負っていたのではないかと思ってしまいます。
そんな倅のアリゴテですが、特段記載することはない普通のワインをこの時は作っています。
香りはレモン、ライム、グレープフルーツの果皮、若いメロンの皮、白い岩の様なミネラル香。
味わいも張り詰め感じはなく、穏やかながらアリゴテ特有の酸味、そこから若い柑橘系の味わい、そこまで密度は詰まっていないなのですが、そこが寄り付きやすさを作ってくれている様に思います。10年経って普通にそれなりに美味しく飲めるのを良しとするか、もう少し何かを求めてしまうかどうかの違いは、少しの歴史を知っているかどうかだけのような気がしてきてしまうのすが、少しの(余計な?)知識が面白くさせてくれるのがどの世界でもあるわけです。

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村