それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Beaune 1er2018(Laurent Ponsot)


ボーヌ1級(ローランポンソ)

19年ビンテージも大体出揃ってきて自分の中での大まかな感じは掴めてきました。言葉は悪いかもしれませんが、あまり目立っていない生産者の地味目な村名クオリティーが意外に高かったりします。あまり見向きされないからいい意味でpriceも反映されてない。まあ、村名はいくつかの区画が混ざっていることが多いので結果としてバランスが良くなりワインが美味しくなるのではー?と以前から思っているのでもう少し19年村名を掘り下げてみようかなと思います。
で、こちらは18年。エチケットがギンギラギンにさりげなく無い 笑 ボーヌ1級畑の名手ブレンドになります。8つのクリマを混ぜているらしくどこを混ぜているのかわからないので、お分かりの方はお教えください。m(_ _)m

香りは紫系の果実、赤と朱色の花、黒土の大地香、ブラックベリー、冷涼感のあるミネラル香とハーブ。少し還元しているが気にならない程度。

味わいは密度がしっかりとあり集中力もありながらどこかほっこりとさせる柔らかニュアンスを併せ持ち、少しザラッとした黒土と黒果実の甘み、重心低めの赤い果実、控えながら磨かれたタンニンと重みのない酸が余韻で伸びていきます。どちらかと言うと黒系の味わい。
2日目は飲まず、3日目にのみましたが、酸化耐性はしっかりしていて落ちることなく同じ味筋を継続。
4日目は黒と紫が主になりそこにボーヌの土のニュアンスがあり少し黒く落ちるところはあるのですが、冷涼感のあるグリーンフレーバーが高域で香るのでそこそこバランスが取れているように思います。
テロワール的に浮遊感というよりは派手さはなく落ち着いた感じで飲むワイン でしょうか。
バランスも終日崩す事なく悪く無いと思いますが将来どうなっていくのかなー。

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