それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Bourgogne Rouge(Guillard)


ブルゴーニュ ルージュ(ギーヤール)

低域にしっかりとした黒系果実、そこに冷涼感のあるハーブ、プラム、ブラックスパイス。スワリングをすると高域にはピンクの薔薇、フランボワーズが舞います。現状、黒系果実主体ながら赤やピンクの薔薇の感じも時間経過で垣間見せてくれます。重さはさほど感じません。
味わいはこの作り手もクリーン化されて柔らかい酒質ながらタンニンはしっかりとあり、甘さはない完全発酵系、黒系果実と果皮のビターを引き連れて終始余韻まで連れて行きます。
単純に赤さで言ったら17の方がありますし、ここの売りは、個人的にはギリシャ彫刻を思わせる筋骨隆々な感じなので、少しスタイルが変わったといえば変わったのかもしれません。とはいえ村名ジュヴレがcuvéeによっては5000円台で買えるので今の時代有難い作り手だと思います。
流行りの味筋ではないのは間違いないですが。笑
というわけで3日かけて飲みましたが、柔らかさを増しながらも変に酸化することなく赤みを増していったのでよしとします。18は時間経過で予定ではよくなるはず。昔は涅槃に入ったワインを熟成と言いはる人がいたものですが今となってはそれは可愛いもので、昨今の問題は酢になったものをワインと言っていることにあるのではないかー?などとふと思ってしまう時があります。

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村