それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Vosne-RomaneeV.V.2014(Robert Sirugue)

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ヴォーヌロマネヴィエイユ ヴィーニュ(ロベール シリュグ)

はっきりと某誌55号で疑問符と酷評され始めたこの作り手。まぁ、ざっというと抽出が強くニュアンスに乏しいと言うことを言っているのですが、多分これは現地試飲のはずで、一般消費者の我々が飲むのは当然ボトリングされた物。違うっちゃー違うはずなのでその辺は差し引かないといけないのですが、やはり雑誌の影響は大きく良いと評価された物は飲みたくなり悪いと評価された物は人の批評だろうが避けるのが人間の性。散々ブルゴーニュ好きは色んなものに裏切られても来ていますしね。笑&泣 しかし逆にそういう悪評ものを飲んでみたくなる趣味の悪さが顔を出してしまって手を出してみました。趣味なんだから他人に評価を委ねる必要もないですしね。熟成も多少はしているでしょうし、これでスカスカならね、諦めもつくし批評も信じて良いってもんです。

香りは黒系果実、皮、少しの獣臭、スワリングすると真紅の薔薇にうっすらとスミレ、清涼感もある。やや閉じ気味な感じもありそこまで強く香らない。
味わいもヴォーヌロマネらしく丸いパレットを描きつつ角のないタンニン、エキス系でジンワリと甘みが広がり酸が突出することも無く、果実がでしゃばるわけでも無くあくまで球体を描くバランス型。
個人的に思ったのはこのVTのワインに関しては
①ヴォーヌロマネVVとしては迫力と充実度に欠けると言われてもしょうがないかなーとは思うがボトル差も大きそう。
②1万円を出すワインではない
③ワインが今、閉じ気味なのとまだ伸びていく要素を感じるので2024年あたりにもう一度飲みたい。すみませんでした(ペコリンコ)という可能性もなくは無い。笑
④多少の熟成もあるかもしれないが抽出が強いと言うことはない。

ま、、あげればキリがないのですが結論としてワインは本当に難しい。爆

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