ブルゴーニュ ルージュ(バシュレ モノ)
エージェント情報
1/4をサントネ村、1/4をAOCマランジュ村、半分はピュリニー・モンラッシェ村の葡萄をアッサンブラージュ。
いい意味で力の抜けた広域ブルゴーニュに久しぶりに出会ったように感じます。最近のブルゴーニュは広域だろうがしっかり濃くてもう少し脱力して飲めるものを探していたのですがこれはそんな気分に当てはまります。
ボーヌらしく粗も感じるし野な部分もあるのですが、高域にはチェリー、梅紫蘇がほんのり、ブラックスパイス、白い石、小さな赤い薔薇、鉄分や鉱物的ニュアンスに黒土などが香ってきます。相反するような物言いになってしまいますが重厚さを見せながら鈍重になっていないです。個人的にはジュヴレの方の広域という印象でしょうか？自然派な要素はなく比較的クラシカルに感じます。
味わいも無理をした抽出などは感じずスケールの大きさはないものの低域、中域、広域と抜けることなく継ぎ目を持って伸びていきます。村名マランジュVV程の豊かさや味のノリはないのですがそこがまた良いです。この位優しいとスイスイと飲んでしまいます。何より自分の格は広域なんだなと再確認した次第。病み上がりにもちょうど良い濃度と優しさです。笑
残念ながらこのビンテージはもう見つけることができないのですが20年は広域とマランジュは迷うことなく購入してみようと思います。というかもう新ビンテージからは広域中心しか買えないんじゃないかな。笑
