それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

CdNV les Fourneaux cuvée Daniel Chopin2005(Maison Pascal Lachaux)


引退してからパスカルラショーを通して売られていたのもので知っている人は既知の事実ながら、今となっては?もしかしたら知る人ぞ知る的になつつあるのかもしれません。

抜栓したては乾いた黒土、少しコンポートされたストロベリー、ミネラル、低音には落ち着いた黒果実に少しの熟成香。2杯目を注ぐとそこに黒糖的な甘い蜜が優しく加わります。芳香性はクラス相応。
味わいはVTにしては抽出は強くなく熟成の力も相まって適度にこなれているものの骨格は保たれていていい意味で力の抜けてきた果実で楽しめます。大きく発展しないかもしれませんがワインとしてはまだまだ先まで持ちそうです。

こういうものも、もう飲めなくなってくると考えると時代に即さないと分かりつつもっとゆっくり生きて行くのも悪くないかな、などと思うのでした。

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