それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Savigny les Beaune V.V.2019(Domaine de Bellene)


サヴィニーレボーヌ(ベレーヌ)

ラミーについて以前からブログでしっかりと言及されていてのはロマネさんで

https://laromanee.exblog.jp/26715518/

この記事などはVTの雑感含め本質をついていて言っていることがシブいなー、と個人的には唸ってしまいます。
ここまで先見の明があるとブルゴーニュのいい生産者を探すのはスポーツの名コーチ、名監督に近いものを感じます。選手の圧倒的な隠れたポテンシャルを見つけたら徹頭徹尾その選手から離れない。
パッと思いつくのは金メダル養成マシーンとかした故 斎藤仁氏などがそれにあたるでしょうか。
金メダリストもその後の人生色々とあるものですが、ブルゴーニュの世界も中堅、古参の方でさえラミーだけでなく2020VTで全体的にここまで値が上がるとは思ってもいなかったと思います。生産量が少ないとされる21年も確実に値上がりでしょう。
さて進むべきか去るべきか、うっすらと居続けるべきか。笑 

閑話休題


平均樹齢65年、異なるテロワールを持つLes Planchots, Aux Champs Pruniers, Les Vermots3区画による。600L樽デュミ・ミュイで熟成。新樽率30%

香りは真っ赤なベリー、鉛筆の芯、灰色の岩、ミント、時間経過でピンクの薔薇。方向性はおとなしめながら良さが伝わる香り。
味わいは飲み手に緊張感を与え過ぎない程度で液体に張りがあり、エキス系の赤果実の周りをミネラルでコーティングしたようなカチッとした感触を口内に与えながらも心地よい酸味と共にフィニッシュ。
2日目もほぼ変わらず3日目の香りはやや重く黒系が混ざるものの味わいに濁ったところはなくおいしく飲めます。
広域に5000円必要となった今、村名そしてこのクオリティーのワインが5000円代で飲めるのはお得なのかもしれません。ま、ブルゴーニュは価格的には終着駅、vintage的には最高であろう2019年までがまともに買える最後かなと今のところ個人的には思っています。

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