ブルゴーニュ ルージュ(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ)
こちらのcuvéeは昨年の今頃一度飲んでいます。今でこそ孫娘が運営となっていますが、このVTもしくは14くらいまでは御大がしっかり関わっていたとインポーター資料には載ってます。今から書くことは、これまたブルゴーニュブログの巨匠Qさんのところで書かれていた御大の独自メソッドについての引用をざっと書かせてもらいます。
"葡萄はフレッシュ感と酸を大事にする為、比較的早摘みをしシャプタリゼーションを行いアルコールを確保。樽からの粗いタンニンを抑制する一方、キメの細かいタンニンを添加。"というまぁ、何というか今の自然派からはかけ離れていると言うか、自分の知り合いの自然派ワインラヴァーはこれを聞いただけで元に戻れない程溶けてしまったに違いない。笑
で、出来上がったワインはあくまで個人的にですが素晴らしいワインなのだから言うことなし。1年前に飲んだ時にこれは良くなるーと確信してその確信が見事に的中。こんな事は奇跡に近い。笑
個人的にワインに何を求めているのかー?と問われればリラクゼーションです。凄みや複雑性で圧倒され言葉に詰まるのもたまには良いですが、究極的には大きな夕日や夕凪を見ているようなワインが好みです。そしてここにはそれがありました。
あの時、感じたやや強かったアルコール感は薄れ、ラベンダーと赤い花と果実の香りが一気に昇華されていて兎に角なんとも言えない艶やかな品のある香りが、グラス内から無重力で香って香って香りまくってきます。味わいと余韻はクラス相応かもしれませんが、個人的には香りを重視する傾向にあるので言うことなし。
区画はヴォルネイ村の区画からのようです。
今となってはですがー、13年のヴォルネイ シャンパンが欲しい。笑