それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Saint-Aubin 1er Clos du Meix2018(Hubert Lamy)


サントーバン クロ デュ メ(ユベールラミー)

メディア評価
2018年もの
93 Points Decanter Tim Atkin
90~92 Points The Wine Advocate
90~92 Points Vinous
89~91 Points Jasper Morris
90~92 Points Allen Meadows - Burghound

エージェント情報
面積:0.7ヘクタール植密度:14.000本/ha
畑・土壌:小石が多く混ざる南南東向きの石灰が多い粘土石灰質土壌。
軽い土壌で表土は10~30センチ。標高:300メートル 斜度:30%
樹齢:1985年と1995年に植樹。 

香りは火打石、大理石、ミネラル、グレープフルーツの皮、レモンなどの柑橘系、鋼、熟成とは別の細い麦わらハニーのジャブがミネラルの殻を壊す様に直線的に伸びてきます。全体的に静けさを伴いながらの端正な香り。
味わいは液体にやや粘性があり、果実の強さは中庸、ミネラルと酸を主体として飲ませていく感じですが酸が厳し過ぎないので(それでも酸が高いと思う人が多いかもしれせんが)飲み進められます。余韻は強さはないものの白胡麻のニュアンスを伴いながらとても長く余韻の酸で唾液分泌中枢が刺激されてしまう感じです。
まぁ、やはりこの銘柄でさえ分かりやすさはなく難解なスタイルかもしれません。ワイン会にはむかず、今の現状からラミーと言って飲んで貰えば感動してくれるかもしませんが、しれっと出したら印象薄っ 笑、で終わってしまいそうですが、2人で時間をかけて飲めば刻一刻と変化を感じとってジワると思います。とにかく香りがいいです。スワリングをかました時の香りがなんとも言えないです。4日引っ張りましたが酸化のニュアンスは皆無。ただ、細やかな表情の変化を感じ取るには初日がよくそういう意味では現状初日が1番面白いかもしれません。

ラミーマニアの人からこの銘柄はピノグリが少し混ざっていることを聞き、逆に将来の可能性を感じてしまいました。15年後うまく熟成した暁にはこの銘柄で?というシャルドネ単体とは別の世界観を見せてくれる片鱗を感じ取れます。
グランクリュの大きも優秀なプルミエクリュが与える繊細な恍惚感もないですが、とにかく不思議なワインです。というか久々に情景が見える様なワインでありました。やはり独自の世界観を開いているのかもしれません。

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