ブルゴーニュ シャタイネール(ユベールラミー)
最近、親しくさせてもらっているラミー好きの方が開けていたのでちょっと前に開けているのですがもう一本開けてみました。
白い石灰、青リンゴ、クレープフルーツの果皮、白い一輪の花、硬質な石、薄荷、オレンジピールの香りが優しく少々。時間経過でミネラルと石灰の要素が強くなって行きます。香りの強さはクラス相応ながら全く崩れる事なく緻密でシャープな立ち上がり。
味わいは香り以上にタイト。果実味で飲んでもらいたい言う忖度など一瞬で蹴散らすスーパードライ具合に、圧巻は余韻の舌上中央をミネラルと酸が縦切れして行く様に思わず
ラミースパルタ侍
と呟いてしまいました。笑
もう少ししたら変わりそうな気配もありながら、不老不死を得て何も変わらないような気もする、とても興味深いVTの広域ブルゴーニュ。
作りとしてはかなり果実味が抑制されて玄人向けですが、8月の暑さで何も考えられない熱帯夜にはこんな白が良いです。