それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Barolo Le Vigne2002(Sandrone)

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レ ヴィーニェ(ルチアーノ サユドローネ)

サンドローネのフラッグシップと言えばこちらとカンヌビボスキスで、以前は評価も人気もカンヌビに軍配があがっていたのですが(現在ガンヌビは名前を変えてリリース)この5年くらいでどうも評価が逆転してきたような印象を受けます。まぁ、評価機関のポイントはあくまで参考までと思いつつ、ついつい気になってしまうのが人間の性というものでしょうか。
イタリアはあまりオフビンテージがなく唯一のオフと言われているのがこの2002年位。そんなこともあって価格も穏当で、今も良心的な酒屋で見つけることができればかなり安い価格で買えるのではないかと思います。
というわけで飲んでみたのですが、やはり超一流はオフなど関係ないという結論に達するのでした。タンニンは解けてきていて品位の高い黒系果実に赤系が混じる具合で非常に丸みを持った液体になっているもののまだまだ力強さも持っており、このクラスは黙って20年置いてからかなどと思ったのでした。と言っても人それぞれ好みのバランスや好きな果実味の強さはあると思います。若いものは飲んだことがないのですがすぐに開けてもポテンシャル飲みながら隠し切れない美味しさが十分伝わってくる可能性が高い素晴らしいワインかと思います。

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