それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Nuits Saint Georges 1er Les Petits Plets2011(L’arlot)


プティ プレ(ラルロ)

前回飲んだ時は真っ黒に覆われていて宇宙の暗闇に沈んでおり、クローズ期というよりもしかして失敗した?としか感じようがなかったこのワイン。
最後の1本ながらあけてみました。

香りは独特の全房発酵の青み、漆黒に覆われていたであろう墨汁のベールを脱ぎ始めた赤系果実、乾燥タバコの葉、ブラックペッパー、黒土。強さはあるものの黒くは沈んでおらず一安心。
味わいも、ピノノワールにはしっかりなっており、艶が出始めている赤系果実に黒土、ブラックスパイスが混ざり合います。全房独特の味わいもあり、液体に複雑さも与えていますが、この感じが嫌いな人はダメかもしれません。

2日目は落ち着いた朱色の果実にピンクの薔薇の香りがフワリと加わります。ワインとしては決して悪くないですが漸く飲み頃に入った位の印象で少し早い感は否めません。上のキュヴェはもう少し待ったほうがいいかもしれません。