ここまでブルゴーニュが高くなってしまいながら、それでもピノノワールが飲みたいとなると普通の感覚では違った地域や国のピノノワールを試していかざるえません。
ワイン本などでも最近はブルゴーニュ以外の美味しいピノノワール特集もやっていて、このワインも例に漏れる事なくRWG誌64号で表紙を飾ったルーマニアの旨安ピノノワールです。
緯度はローヌ、気候はブルゴーニュ、自然派、デイリー価格。一応当方は2度飲んでみました。2度目は信頼できる友人にブラインドで提供。友人の答えは「日本ワイン?マスカットベリーA」と言うなかなか特徴を捉えた鋭いアンサーでした。色合い通りワインの構造の深さはないと思いますが少しキャンディがかった赤系果実で楽しませてくれます。
ブルピノ好きがブルゴーニュピノノワールと比べてしまうと色んな意味で違っていますので、あくまで世界のピノノワールとして飲む、少しの好奇心と楽しみで飲むと言うスタンスがいいと思います。ワインを嗜まない人は雑誌の表紙になったらから飲んでみるでいいと思います。