ポマール クロ デ プチュール(ハイツ ロシャルデ)
基本的にはムルソーやシャサーニュなどの白の作り手と勝手に思っているのですが、赤はポマールを中心にラインナップはなかなか揃っています。
赤ワインに限ってーとなると思うのですが(白は未飲)VTやcuvée によって仕掛けてくることが違うように感じています。15VTのモノポールであるこのcuvée でいえば多分マセラシオン カルボニック。個人的な位置づけとしてはちと難しいワイン。笑
抜栓したては、重くない黒系果実味を下支えにスミレ、フランボワーズ、杏、ブラックペッパー、ライムの柑橘の香りが密度と奥行きを持って立ち上がります。全房発酵系の作りです。
味わいも当初はぎこちないながらも、徐々に整って行き、飲み口〜アフターまでの口当たりの良さと何も感じさせないような流れるようなタンニンはこの地にして驚きます。
ただ飲むタイミングが難しいような気も。現状大きめグラスの方が香りも綺麗に立ち上がり味のバランスが取れてきたのも抜栓後、２時間以上経ってから。
ただ、久々に我が尊師Mr.ボルドーと飲んだのですが、ボルドーで育った尊師が大絶賛だったので、ボルドー好きにも受ける味わいのようです。笑 ブルゴーニュ的には現状、黒系比率が大きいですが決して黒く沈んでいません。
味筋はわかったのでしっかりあと5年くらい待つのが良いかなと思います。
