それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Gevrey-Chambertin(Claude Dugat)

f:id:dolceacqua:20220120144332j:plain
ジュヴレ シャンベルタン(クロード デュガ)

価格面からなかなか手が出せない作り手だったのですが、この価格がスタンダードとなってきてしまった今、安いとはいえないながらも選択肢の一つに入ってくるようになってきました。とはいえここはインポーターによって見過ごせないまでの価格差があるので、まずはお値打ちなところから当たりましょう。笑

閑話休題

香りは小粒の赤い果実、紫の果実、黒味を持った果実と大地香が、綺麗に三等分の香り。とはいえ時間や品温によってこのバランスは刻々と変わっていきます。冷涼感のある風と共に香木のニュアンスと少しの血も漂います。香りに艶があり果実の香りも積層感があります。
味わいはビックリするくらいの濃縮されたエキス系。果実味で言ったらオリヴィエジュアンの方が濃いでしょうか。滑らかに仕上げているもののしっかりとタンニンはあり、内包している要素もまだまだあるのでこれは15年は軽く風雪に耐えて熟成していくと思います。エキスの甘みと苦味がありこれが折り合いをつけていけば更に磨かれていくと思います。
ひどい早飲みながら結構美味しく飲めます。それでも持ってる力の4割位でしょうか。
この暑い年にアル分12.5%なのでかなり意識的にそう仕向けていったのか?
この香りと味わいの柔らかさから、亜硫酸は結構少ないと思いますが、今のデュガの立ち位置がわかって良かったかな。
現代的でグリーンな作りになっていますが、ふんわり柔らかくタンニンを感じさせない作りではないです。最近はそんなに量が飲めないのですが、初日も美味しいながら4日目が纏まっていて美味しかったです。



にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村