それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Marsannay Clos du Roy2020(H.Charlopin)


マルサネ クロデュロワ(エルヴェ シャルロパン)

しばらく前にスポーツ医学誌を読んでいて、痛みというものがとても長引いてしまうと、その痛みが実際に治癒していたとしても、脳にその痛みの残滓が残っていて治っているのに痛みを感じてしまうと言うのを読んでなるほど、と思ってしまったところがあります。実際当方も帯状疱疹からくる頭痛に苦しめられて明らかに治っているのにかなり長い間チクチクシクシク痛むなと言う経験があります。ちなみに人間の鼻は脳の一部だったという説もあり、これが本当なら思い出の香りは脳髄直結系となり、懐かしい香りを嗅いでノスタルジックになるというのも、頷けます。
例えばワインにちょっとでもナチュール香があるとそれを過剰なまでに反応してしまっている自分がいるかもしれません。ナチュール香は今日のところは置いておきましょう。笑
自然派ワインでちと問題になっている豆香。まぁ、香りにも味にもダダ茶豆がほど走るのですが、、これにすごい敏感な人がいます。当方など全く分からないなのに凄く微小な豆香を嗅ぎ取ってダメだわ、という方もいてスゲェーなあと思う反面、本当に豆香してんのかな?などと思うこともあります(負け惜しみではないです笑)もしかしたら豆香が出てないのに、それっぽい香りがするとその人の嗅神経が過剰反応して脳の誤処理でそうと感じさせてしまう事もあるのではないか?などと思うところもあります。

閑話休題

しばらく前にちょっと話題をさらったこの作り手。この2020VTは現時点ではガッツリ還元しているためか?少しの時間経過でどうにかなるレベルではない還元状態。味わいにさほどネガティブなところはなくブとも違うこの香りは全く不明。これが当方だけならともかく、某中華屋の親父さんも同じこと言ってるからあながち私の感性の問題だけでもなさそうなんですよね。現状がこうなのか、はたまたこれからよくなるのか?全く検討がつきません。

最後に私の今の状態をお伝えしましょう。

右手のグラスに自然派香。
左手のグラスに湿ったダンボール豆香。

ニルヴァーナ 目覚めてみたら 阿修羅道 笑

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