それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Bourgogne Pinot noir 2020(Michel Noellat)


ブルゴーニュ ピノノワール(ミシェル ノエラ)

世界的に見たら安いのかもしれませんがー、セシルトランブレーの2020年ものの価格もぶっ飛んでますねー。ACブル15000円、村名VR30000円、エシェゾー160000円(良心的な店でこの価格) 。勿論楽しみたい人は楽しめばいいと思うのですが、自分の考える日常にあるささやかなブルゴーニュワインと微笑みと楽しさとーとはちょっと違う世界線なので、買える、飲める、要素もそこそこある作り手を丹念に探さないとなーというのが急務でしょうか。そんな訳で今日はこちら。

香りは濃縮ブルーベリー、プルーン、黒系果実、鉛筆の芯、墨、樽、赤系果実もありますが現状黒系果実のプレスに押しやられて液体が少なくなってからいいとこ感じ取れるのは少し煮詰めたチェリー程度。香りは重めながら冷涼感も多少流れてきます。
味わいもファーストアタックで出てくる言葉としてはjuicy & inky というどこかの売れない3人組パンクバンド名にありそうな名前しか出てこない。笑 粒子は細かいながら膨大な量のタンニン、ファーストアタックが強すぎる分中盤以降はフラットに感じてしてまいますが酸もしっかりあるので熟成はしていくと思います。現状ちょっときついと思うのは樽のミルククリームが浮いてしまうことで、まだ液体と馴染んでないです。ただし液体の質感は滑らかで高いと思うので、大器晩成を信じて時間をかけて最低5-7年くらい?育てていけば良いと思います。アル分も14.5%は伊達ではなく、今の段階ではローヌ好きとかが好みそうな味筋で、唇の色はしっかりと北斗の拳のユダになれる。笑

"人は裏切りの星と呼ぶが、そぉうではぁなぁーい!" ユダ名言より

ブルゴーニュ好きが週末の仕事終わりに飲むワインとしては現状難しく良いことも悪いことも今週をretrospective出来ないです。何だがdisってるみたいになってしまっていますが19年は珍しく上まで買ってしまったので育成方針としては全力で放置民確定。
途中飲めずに4日目に飲んだのですが、酢酸にやられたり落ちたりはしていないものの、味わいの感想としては、チョコ&インクで、これまた売れない地下アイドルグループにいそうな名前に変わっただけじゃねーかと突っ込んでしまいました。苦笑
それにしても強いワインが飲めなくなってきたなぁ、というか20年が単純に強すぎ?

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