ブルゴーニュも村名が平気で諭吉を超えてきてしまうと、ブルゴーニュ山から下山すると言う選択肢を除くと比較的お買い得なアペラシンオンを探していくかコスパの良い造り手を探すかーとなってきます。赤の場合そうなるとかなり限られてきてお買い得とは言えないながらもコートドボーヌの赤が第1選択になるのではと個人的に思います。特に白ワイン屋が作る赤ワインは力技に持っていくことが少なく可憐で美味しいものが多いです。
こちらも白屋の赤ワインで密植、超密植というPre-phylloxera の植栽を実験的にも実践的にもしています。白は次世代のトップドメーヌ候補と勝手に思っていますが主要アペラシオンがマイナーな為か?作りが還元的でイマイチ受けないのか、価格も穏当の割に瞬間蒸発まではしてません。(まぁ安心してると忽然と姿を消してしまうのがこの世界なんですが)
こちらは赤のtop cuvéeで超密植です。
複雑なアロマが段になってグラスの中を覆い尽くします。この補正なしの色が全てを語っていまして凝縮と集中された赤黒果実に少しの紫とグリーンノートがどれも過不足なく出過ぎず。この畑が良いのは間近いないのですがCdBとはちょっと思えません。ブラインドで飲んだらコートドールの最南端などとはまず思わないはずで、個人的な感覚からはヴォーヌロマネ寄りのニュイサンジョルジュなどと言ってしまうと思います。因みにこのクリマ、今のアペラシオン改訂前には特級扱いだったと記憶しています。
素晴らしいワインは香りにfinesseを纏い酔いとは別次元の浮遊感を身体に与えてくれます。もう飲む必要なし←大嘘 笑
果実味ではなく濃密エキスタイプです。