ブル白好きの間では話題の作り手になるようです。ピュリニーやシャサーニュなどの銘醸畑も良いのですが村名で諭吉が必要になってくる事を考えるとこのアペラシオンはなかなか面白い位置づけになると思います。また、この地から次世代のスターというかスターになりつつあるユベールラミーからも目が離せません。
香りは重心低めの粘度質なオイリーに熟し始めた黄色い果実、燻した白ゴマの様なニュアンスを感じるのはこの作り手得意の絶妙な樽の使い方からでしょうか。味わいも縦切れしていく様な酸、横に広がる果実、厳しいミネラルなどな突出したものはないのですが、平均以上にそれら全てを持っていて更にこの独自のテロワール というものを楽しめます。赤に見られた13年の厳しい酸はこのワインには見当たらず時間経過とともにどんどんオイリーになっていきました。少し高くなってきてしまいましたがなかなか面白みのあるワインだと思います。
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