明らかに顕著になってきたのはこの1,2年位の話だと思うのですが、フィネス輸入のワインがエレガンスを極めつけているーというかフィネス印とでも言えようスタイルが出てきている様に感じています。まぁ、たまたまなのかもしれないですし、時代の味が変わってきたのかもしれません。このドメーヌも変革が顕著に現れてきた一つになると思います。味筋や香りの立ち上がりからいうとフーリエやラマルシェの様な感じではないです。
まず透明感のあるミネラルが先行してそこに薄紫のベリーに土の黒っぽいニュアンスが優しくのります。ニュアンス不足になっているかもという17VTですが、こちらはそんなこと無く逆にそこをうまく利用してミネラルも果実味も柔らかいです。そこが16VTと大きく違うかなとは全体的に思います。2日目はカシスのリキュール感も少々。あくまでクラス相応でどちらかというとクラシック寄りな作りですがパキパキに硬いという事はないです。何より粋に心憎いのは遠くにヴォーヌロマネがうっすら見えるんですよね。ヴォーヌロマネまで45分というところでましょうか。
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