それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Bourgogne Pinot noir2019(Olivier Jouan)


プルゴーニュ ルージュ(オリヴィエ ジュアン)

ブルゴーニュ地方ではない自然派ワインを飲むことも時にありまして、これは自然派ワインだという心構えを持って飲むと意外に飲めるのですが、普通に飲もうと思ったブルゴーニュに妙なナチュール香がしたら即、うわっという状態に。
命を削ったしごおわ侍(仕事終わりの意)に最早これは現代の闇討ちに等しい仕打ちです。笑
その時に自分の動作を見て気づいたのですが、完全に逃避反射しているわけです。要は脳の処理を介することなく感情だけで動いてしまう…
つまり脊髄反射でノーサンキューと身体の方が言ってしまってるしゃないか。笑 まぁ結局は飲むのですが、やはり身体の反応が正しいことの方が多いです。別に個人の嗜好の問題なので自然派ワインが悪いなどとは全く思わないのですが、ナチュール好きの方が言われる旨味が私の時代遅れの舌にはどーにも雑味と感じられてしまうことがあり、ありのままで生きるのが難しいようにありのままを写した自然派ワインも結構むずかいしよなぁ、などと思ってしまっています。

閑話休題
こちらは安心安全の普通のブルゴーニュです。
香りを下支えしているのは黒土など大地香ながら重苦しくなることはなく、フランボワーズ、チェリー、タバコの葉が優しく香ってきます。味わいもエキス系に転身とはいわれているものの果実味もあり酸もキッチリ、黒系もありながら赤系果実を上手く散りばめているところに以前までとはスタイルがかわったなぁーと思えます。3日目にはプティモレサンドニ風と言えるくらいには成長してくれるので飲んでいて楽しいです。
というわけで自然派ワインも飲んでいこうと思ったのですが、脊髄反射案件多数になってしまいそうなのでやめておこうと冷静に思い直したのでした。笑

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