それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Beaujolais vin de primeur2013(PHILIPPE PACALET)


ボジョレー プリムール(フィリップ パカレ)

結構、普通に飲めました。理由としては状態が非常に健全なのが第一。味わいとしては自然派ワインのそれですが、品種特性は不明ながらそれ以外は妙なところはなかったです。柔らかい液体に赤黒の果実、穏やかな酸味。今は最早作られていないみたいですね。あれから10年経ったわけでこの先10年の前途多難も軽やかに飛び越えていけるだろうか? ワインの世界はどうなっているのだろう?そっちはどうだい?こっちはなんとかやってます。

そんな事をうっすら思いながらスティーヴン ハッセンのマインドコントロールについて見る機会がありました。そこには3つの段階があるとあり、従来の価値体系や倫理体系を崩壊させる第一段階、それによりぽっかりと空いた空白に新しい知識を入れる第二段階、そしてその知識をガッチリと根付かせる第三段階。
解凍→変革→再凍結というprocess。
飲食店含めもっぱら巷で爆誕中のヤバミなナチュールしか勝たん、とりまKP 笑 の方々は結構この第一段階を強烈に喰らってしまった感じと似ている様な気がするのですが、ある程度ワインを飲みつけてくるとガツンとやられることもなくなってくるのである意味、長年飲んできて体系が固まってきている中堅や古参の方からすると羨ましい事象かもしれません。まぁ、仮に意識変革が起こるとしてもビッタビタなゴン攻めナチュールだけを飲むって事はないと思うのですが。
ちなみにナチュ好きに普通の良さげなブルゴーニュ飲ましても、香りを飲む物だねブルゴーニュはなどと軽くいなされ何と言うかこちらの気持ちはぴえん超えてぱおん。(競合しなくて嬉しいと言う気持ちと全く理解されずほーんのちと悲しいと言う2つの気持ちがここでは重なり合ってます。笑)
ただ意外かもしれませんが好き嫌い云々は抜きにしても亜硫酸無添加や身体に優しく浸透していく気がすると言われるナチュールワインだけ飲んでいても結構疲れるものなんですよねぇ。

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