それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Bourgogne Pinot Noir2020(Olivier Jouan)


ブルゴーニュ ピノノワール(オリヴィエ ジュアン)

某RWG誌やこの作り手を扱うワイン屋は、結構推しているのですが、いまいち火がつかないというか歴が長い人は比較的スルー気味な作り手のような気がするのですが、個人的には結構いい思い出がある作り手です。まぁ、それでも10〜15年くらい熟成されてリリース当初は少し過多に感じる果実が削ぎ落とされたものなので、そりゃあんまり人気出ないかーなどと思ったりもします。
というわけで今年もいろんなところから推し活が入っているので難しい20年は?ということで開けてみました。
香り一つ一つの要素は全て落ちつていてスーボワ、黒土、得意の黒系果実とミドルトーンの赤系果実がちょうど半々のバランス。重くはなっておらず冷涼感のある香りが漂います。
味わいは濃度はあるものの濃いというわけではなくタンニンも感じますがうまく処理されています。アル分14.5%あるのですが、若干の重さは感じさせるもののー、くどいということは全くなく抜栓して15分後位からは余韻と液体の密度感は弱いものの、村名モレサンドニ位は感じさせてくれる内容を持っていると思います。この作り手、飲む方によっては甘いと感じられる事があるのかもしれませんが、このVTのこのcuvée に関してはまず酸味がしっかり飛び込んで来てからの果実が来るので甘くは感じにくいとは思います。何より時間とともに艶感と色気が出てくるのにちと驚き。熟成にも耐えそうですし、なかなか良いものもを持っていると思わせる要素があると思います。

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