それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Bourgogne Rouge Les Paquiers 2019(JEAN LOUIS RAILLARD)


ブルゴーニュ レ パキエ(ジャン ルイ ライヤール)

テクニカル情報

ドメーヌがリュー・ディ“レ・パキエ”に所有する区画は、平均樹齢51 年、栽培面積0.35ha の小さな区画。
2019 年物は9 月20 日に収穫。全房比率10%。新樽比率20%、熟成期間15 ヶ月。2021 年1 月時点のSO2 トータルは65mg/l。

香りは少し黒みがかった薔薇、濃いめのベリーキツくない黒胡椒に柔らかい黒土、そこから少し時間が経つと全房発酵由来と思われる冷涼感のあるグリーンな香りが漂います。
味わいも広域なりのある意味薄さのようなものは否めませんが、赤黒のエキス主体の味わいで果皮の苦味がアクセントになっていて、穏やかながら酸でしっかり纏めて余韻まで持っていきます。基本ドライですが自然なエキス系の甘みがあります。
飲んだタイミングの問題だと思うのですがだいぶ落ち着いている酒質にかんじたのですが、香りの全体の印象としてはヴォーヌロマネっぽさも感じられ、甘い、酸とミネラルが弱いと感じてしまう人もいるかもしれませんが、あんまり厳しいワインばっかり飲んでいても疲れるのでこういうワインははいい舌休め、身体休めになるかもしれません。

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