それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Best of 2023

今年は色々と買い物をした年でちょっと趣を変えて勝手に良かったものをアップいたします。
殆どの人に参考になりませんので悪しからず。笑


CHAMPS-CHEVREY MONOPOLE2021(TOLLOT BEAUT)

基本的に今年飲んだもので1万以下、複数本購入、ベタ凪銘柄としてこちらを選びました。チャンスがあればもう少し買い増しして3年に1回位のペースで開けていきたいです。



Auto Finesse
Finale×Gross Enhancer

今年始まってしまった趣味がCar detailingなのですが、色々と購入して使ってみた結果この組み合わせはやはり凄かった。もうツルツルを通り越してテロンテロンなボディーになります。YouTubeなどでもこの組み合わせアップされています。
使用方法はfinaleを塗ってからのgloss enhancerとなります。


Stephen Sanchez
Angel Face

いいアルバムの定義は人によって色々とあると思うのですが個人的には捨て曲がないという事が最重要事項。アルバム全体として一つの物語となっており、アーティスト本人も言っていますが、60年代に起こった時のカウンターカルチャーの再現を目指した作品になっています。配信が全盛の時代ですがいいものはアルバムとして持っておきたいです。

離婚伝説

こちらも80年代j-popな雰囲気のあるアーティストで来年に期待。


Come Decorte
Liposome Advance repair cream

1年に1度熱病のように訪れるコスメ熱なのですが笑 今年は大谷選手にあやかり買ってみました。
まぁ、肌もある程度お手入れしないといけないので、無理なく継続していくことが来年の目標。
こちらの香りは紅茶のシフォンケーキのような柔らかい香りで、テクスチャーも硬くなく顔もベタベタせずに良かったです。化粧品も高くても合わないものは合わないので自分の肌に合ったものを使用するのが大事と悟った今年でした。


西伊豆 沢田公園露天風呂

残念ながら今年も旅は殆どできず。
というわけで年末に初めて西伊豆に行ってみました。初めていきましたが、ここも行くには良くも悪くも不便ですねぇ。ただし道路は比較的広く舗装されているため運転はしやすいです。元気なうちに3年くらい2拠点生活をしたいと思っているのですが、ちょっと遠すぎてここは候補地から外れそうです。笑


というわけで皆さん本年もありがとうございました。どちら様がみてくれているかわかりませんが読みにくい駄文を見てくれている皆様のおかげでまだうっすら続けられています。

良い年をお迎えください。

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Bourgogne Aligote Raisins Dores2019 (Michel Lafarge)


ブルゴーニュ アリゴテ(ミシェル ラファルジュ)

毎年この時期は今年あったことを振り返ったりするのですが、今年起こった個人的エポックメイキングといえばどうしようもない事情で車を買い替えたことでしょうか。
それは冬が最も深まる2月。新東名を快適に名古屋方面に走行していたのですが、新清水付近で"パンパンパン"と爆音が鳴ったので、呑気な私は後ろからスーパーカーにでも煽られてるか〜?などとバックミラーを確認したら自分の車がゴトゴト言い出しマジかよ、パンクかついてねぇ〜(泣)と思ったのも束の間、ボンネットから白い煙がぁぁぁぁ、、、(白目)
ということで車は動かなくなり(運が良いことに路肩に寄せられた)身動きが取れなくなってしまいました。
さてどうしよう。
まずJAFに電話したもののなぜか繋がらず(動揺していたのか?)警察と保険会社に電話。車には乗っていられないので、安全な場所に避難しつつ寒空の下待つこと40分。警察、救急、消防が優しくお出迎え。
一通り事情聴取を受けてレッカー車を待つこと40分。その日中に自宅に戻らなくて行けなかったので、舎弟に電話して迎えに来てもらう手筈を取って待つこと4時間。そこから家まで更に4時間。笑 日もとっぷり暮れてあまりの情け無さに何のために生きているからわからなくなりながら帰路に着いたのでした。相当頭に来ていたのか、ただじゃ起き上がらねぇと思ったのか、すぐに自宅近くのLEXUSに行き冷やかしじゃねぇと言い放ち試乗もせずに即決購入。とても車を買うような身なりをしていなかったので担当ドン引きしてたなぁ…
そして今週、私はその道をまた走ることになります。借りは返す。(何のだ?苦笑)
何はともあれ18年ぶりに車を買い替えたのですが驚くほどの快適性能。勿論購入した車がいいこともあるのですがハイブリットの静かさ、車体の持つ曲線美、燃費の良さ、車の持つステアリング性能。全てが楽しいです。
但しこちらも金食い虫で、ワインと言うメンヘラ彼女に疲れ果ててちょっとの遊びのつもりで大人の女性に手を出してみたら何と極妻だったという感じがしないでもありません。笑
それでも今まで車に対してさほど関心がなかったので人間どこで何があるかわからないものですね。

皆様も年末年始の事故はお気を付けてください。

そしてHave a Merry Christmas

閑話休題

さてアリゴテです。樹齢は75年とのこと。
香りは蒸した栗、過熟気味の黄色い果実など少し野太いもの。過度な自然派ではないですがアリゴテらしさはあまり感じません。
味わいもわかりやすい黄色いフルーツに温かみのある酸味、ちょっと酸化傾向もある感じがします。
うーん、ボトル差なのかこんなものなのか。
まぁ、3000円以下なのでこの程度なんだろうという感じで落ち着いてしまいますね。


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Sancerre Blanc Les Boucauds 2021(Claude Riffault)


サンセール レ ブコー(クロード リフォー)

これはある僧の講和で聞いたのですが、出家してすぐにダメになるかならないかは決して体力の問題ではないということらしいです。つまり娑婆への未練が断ち切れていない、後ろを断ち切ってきてない事ー、、昨日のカツ丼が美味かったとか恋人と会いたいなど、それに引きずられてズブズブと駄目になっていくと。なるほどそれはわかるかもしれません。
ここ最近、白では放浪の旅に出て色々と飲んでいるのですが、さて後ろを振り返らずにいられるか。

まずはこの作り手。エントリーラインであろうこの辺りから。
香りはミネラル主体、とても若い黄色い柑橘、少しのフリンティー、スワリングで滴り落ちるレモン汁。淡くグリーンフレーバー。どこまでもスレンダーな様相。
味わいは柑橘と酸味主体、果実がダレるなど皆無のスパルタンスタイルが炸裂しており酸味で舌がピリピリ痺れます。(誇張ではない)笑
2日目は香りが少し丸みを帯びてきた印象。
3日目になると鋭角だった酸が穏やかになり酸化によって熟された果実と調和しています。多くの人はこの位のバランスが飲みやすく好みかなとは思います。
若い柑橘、黄緑のバーブなどと聞くとどうもシャバさ想起させてしまいそうですが、緊張感のある液体に張り詰められたクリスタル的ミネラルはそう易々と他人に靡かない強さがあり、節度を持ちながら凝縮されている果実と相まって終始知的です。
価格も存在も宇宙の膨張速度並みに遠くなりつつあるLamyが10年くらい前のバチバチに硬派だった頃を思い出したい方にはこのワインは合い通ずるものがあるかもしれません。熟成で素晴らしくなるのは約束されたようなもので、リリースしたてのこちらはドSを貫いています。
さらばハイセイコーの詩ではないですが、後ろに夢がなければ振り向く必要はないんですが、たまにさしてもいない後光がさしてるように感じて振り返っちゃうのが人生ですよね。笑


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SAVIGNY 1er LAVIERES 2021(TOLLOT-BEAUT)


サヴィニー ラヴィエール(トロ ボー)

音楽でも車でも美術でも小説でも料理でもワインでもある程度知識を深めていけば自分の好みの傾向と言うのが意識しなくとも出てしまうのは仕方がない事だと思います。批評をする言葉はうっかり鋭くなり、許せる範囲は狭くなる。ストライクゾーンなど針の穴のようなものになってしまう。しかしながらこれは全てにおいて言えると思うのですが、批評する側より何か(仮にどんな粗末なものであろうが酷評されようが)作る側の方が確実に幸せだろうと言う事。
その作る側の幸福感が自分の感性を通じて少しでも感じるような1本に出会えたら、それは熱い叫びとなるのか甘い囁きに変わるのかなどと思う年の瀬であります。

閑話休題

香りはやはり赤系果実主体、シャンシュヴレと比較すると芯がありドライ。飲んだ時の印象は硬いと言うより少し強目(濃いと言う意味ではないです)と言う印象。
味わいも透明感のある赤系果実、白い岩、ピンと張りのあるミネラル。こちらもやや強めに感じます。ここまで来ると好みの問題で今飲むと言う前提で果実の濡れ感と柔らかさを求めるならシャンシュヴレ、芯のある果実と硬質感と求めるならラヴィエールと言う感じでしょうか。
両方とも少し買ったので将来の熟成が楽しみです。


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Gewurztraminer Beblenheim2021(Trapet Alsace)


ゲヴェルツトラミネール(トラペ アルザス)

自然派ワインですがそこはトラペ、危うい作りはしていません。下のキュヴェですが価格的にも穏当でこう言うのを飲んで味覚の見地を広げていこうかな来年は、などと思っています。そのとっかかりとしてこの辺から。

香りはキツくないライチ香、丸く黄色い果実は感じるもののある程度抑制はされていてそこに蜜。バチバチに切り落とすスパルタ侍史上主義にはこの時点でややきついかもしれません。笑
味わいもトラペらしくやはり柔らかさがありますが灰色の岩のようなミネラルと酸がしっかりと下支えしていてだれる事はないです。液体としての質感はなかなか良いのではないでしょうか。キツくないもののエキゾチックな香りもあり、こういうの飲ませると意外にワイン飲まない人が喜んでくれるんだよなぁなどと思うのでした。

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Beaujolais vin de primeur2013(PHILIPPE PACALET)


ボジョレー プリムール(フィリップ パカレ)

結構、普通に飲めました。理由としては状態が非常に健全なのが第一。味わいとしては自然派ワインのそれですが、品種特性は不明ながらそれ以外は妙なところはなかったです。柔らかい液体に赤黒の果実、穏やかな酸味。今は最早作られていないみたいですね。あれから10年経ったわけでこの先10年の前途多難も軽やかに飛び越えていけるだろうか? ワインの世界はどうなっているのだろう?そっちはどうだい?こっちはなんとかやってます。

そんな事をうっすら思いながらスティーヴン ハッセンのマインドコントロールについて見る機会がありました。そこには3つの段階があるとあり、従来の価値体系や倫理体系を崩壊させる第一段階、それによりぽっかりと空いた空白に新しい知識を入れる第二段階、そしてその知識をガッチリと根付かせる第三段階。
解凍→変革→再凍結というprocess。
飲食店含めもっぱら巷で爆誕中のヤバミなナチュールしか勝たん、とりまKP 笑 の方々は結構この第一段階を強烈に喰らってしまった感じと似ている様な気がするのですが、ある程度ワインを飲みつけてくるとガツンとやられることもなくなってくるのである意味、長年飲んできて体系が固まってきている中堅や古参の方からすると羨ましい事象かもしれません。まぁ、仮に意識変革が起こるとしてもビッタビタなゴン攻めナチュールだけを飲むって事はないと思うのですが。
ちなみにナチュ好きに普通の良さげなブルゴーニュ飲ましても、香りを飲む物だねブルゴーニュはなどと軽くいなされ何と言うかこちらの気持ちはぴえん超えてぱおん。(競合しなくて嬉しいと言う気持ちと全く理解されずほーんのちと悲しいと言う2つの気持ちがここでは重なり合ってます。笑)
ただ意外かもしれませんが好き嫌い云々は抜きにしても亜硫酸無添加や身体に優しく浸透していく気がすると言われるナチュールワインだけ飲んでいても結構疲れるものなんですよねぇ。

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Savigny les Beaune 2021(Tollot Beaut)


サヴィニー レ ボーヌ(トロ ボー)

今日はただの村名。さて現時点での失望を感じるか将来の希望が見えるか。

赤色が透けるくらいの淡めな色。
香りは少し硬さのある赤系果実、ほんのりと硝煙、赤とピンクの花、アクセント程度にクローヴ、透明感のある香りは総合的にはシンプル。
味わいも少しの硬さをこちらも感じながらも無理にこねくり回している様な印象はなく、シンプルな赤系果実のエキスと酸味で飲ませていく液体。余韻も綺麗に伸びていくし、決して薄辛くギシギシしたところはありません。
アペラシオンデストロイヤー感は無く、模範的なサヴィニー村名という感じでしょうか。
味わい的に果実がスレンダーになり酸味が穏やかになる3日目からトーン高めの透明感ある赤系果実とピンクの花の香りが舞い上がり色気が出てきます。これなら熟成も綺麗にしていくと思います。
いつもながら、これで5000円だったらと脳裏に浮かぶのですが(1万円で2本買いたい為)時代的に無理な話でいつもながら失礼ぶっこいてまーす。
とはいえ最初から3本買ってたんですけどね。笑

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